CNCがイタリアからやってきた #MadeInItaly #忘れたころに #クラウドファンディング #今更かよ #人柱er

1ヵ月ぶりくらいのブログになってしまった。

毎日書くというのはさすがに難しいのはわかっていたけど、リーマンには1週間に1本でもきついかもしれない。

てかブログが中心のネタ探し生活になるのがきつい。これを動画で毎日続けるのは内容はくだらなくてもスゲーことなのかもしれない。

さて、今月のトピック(というか事件?)は

① レーザー加工機を改造する(4.レーザー光路の調整)で交換したレーザー管がもう逝った。

 - さすがに今回はハイパワーで切りまくった自覚もあるのでしょうがないと受け入れることに

② AliexpressのセールでAnycubic Kosselを衝動買い(ほかにもチラホラいるみたい)

③ クラウドファンディングで投資していたCNCが一年の時空を超えてやってきた

の3本。

今回は「③クラウドファンディングで投資していたCNCが一年の時空を超えてやってきた」について。

クラウドファンディングについては、以前にIndiegogoの小型ドローン ONAGOflyが届いた #クラウドファンディングで概要は書いているが、現状をおさらいしておくと、

INDIEGOGO 6件 (成功、到着済み1件、不達・連絡なし1件、未達成1件、進行中3件)

KickStarter 11件 (成功、到着済み4件、頓挫1件、ドロン2件、進行中3件、未達成1件)

その他 1件(成功、到着済み)

こんな感じ。5割いってない感じもするが、まだマシなほうかもしれない。今回はこの中でも最大の案件、10万越えのこれ。

Evo-One desktop CNC Mill made for anyone!

Evo-One is a ready-to-run CNC Mill that gives life to your ideas from any materials.

まぁ、普通の卓上CNC。ぶっちゃけもっと安い中国産が目の前に転がっているのでそれでいいじゃないかという話なのだが、個人的には扱いにくい形状と箱に入っていないのでゴミが飛び散るという点が気に食わない。

ということで、たまにはブルジョア感を味わってみようということで投資することにしてみたのである。投資額は当時のレートで15万円くらい。全軸がリニアガイド/ボールねじの贅沢構成だ。実は見た目だけだとこっちのCarveyにも興味があった。

Inventables Carvey – THE 3D CARVING MACHINE FOR THE MAKER IN ALL OF US.

Carvey-big

プロに言わせればどれも剛性的にはおもちゃのレベルだろうし、何でもできることを期待してはいない。ただ、個人的には部屋の中に粉じんが舞うのと、あまりにも部屋の中がメカメカしい感じになるのが嫌なだけなのだ。本音は最近のメイカーズブームに乗ったインテリ感を出したかっただけです。すみません。

あと、日本国内では某大手さんが同じようなサイズ感のCNCを販売している。物は悪くないと思うのだが、正直オプションがぼったくりだし、スピンドル周りがヘボいし、当然ケースになんて入ってないし、Youtubeで社長がしゃべる動画見てると結構癖ある感じなのでちょっと近寄りがたい感じを受けて手を出してない。あんな上から目線動画だったら出ないほうがいいと思う。個人的にはかなりイメージが悪くなった。

CNCに関しては本体の組立精度が命なので、さすがにゼロから金属加工で作るわけにはいかない。リーマンはベースとなる機種を購入して改造していくことになる。

CNCは基板作成に特化した小型のものを除けば、大体30x20cm,60x40cmなどとテーブルの大きさが決まってくる。今回のEvo-oneに関しては390×220というA4サイズ以上の横長エリア、高さが120mmと広めのワークエリアがあるところを評価した(剛性が下がるのは覚悟の上)。これを某メーカーのもので買おうと思うと50万円近い投資が必要。趣味ではあり得ん。

ということで、投資したのは2015年末。ファンディングに成功したのは16年の1月だった。投資段階で、試作機はCGではない実物で出来ていたのでそこまで時間はかからないと思っていた。(当初の発送は2016年5月~)

制作も順調に進んでいるように見えたが、どう考えても発送の時期を超えているのに形になっていない。トラブルが続き、発送が始まったのは2016年の12月頃から。実際には全台数がドカンとできるわけでもなく、最近までだらだらと発送していた模様。

ということで、先日やっと届いたので重い腰を上げて梱包を解いた次第。このCNCには日本から3人ほど投資している模様。一人はTwitterで見つけたがもう一人は企業なのか個人なのかも不明。もしこのブログを見たならぜひ知り合いになりたいところ。

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とりあえずでかい。中身は60x60x60cmくらいの大きさで26kg。CNCとして考えれば軽い方か。DHLから佐川経由で来たのだが、いきなり関税を1万円強要求されてちょっと損した気がした。ちなみにファンディング内で送料は含まれているので実質10万円くらいの買い物と思えば安かったかも。

中身はこんな感じ。よくあるクラウドファンディングのCG詐欺とは異なり、ほぼイメージ通りのものが来た。

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中国さんのCNCは構造こそ同じだが、コントローラーはパラレルポート経由のものでmach3の海賊版?がついているパターンが多いが、イタリア産はイタリア産らしくArduino系を使ったコントローラーで有名なgrblを使っている。このあたりも汎用品でいいところをいちいち基板を起こしているところが憎らしい。そのうち多分交換しちゃうと思うけど。

で、grblであれば3Dプリンタやレーザー加工機と操作はほとんど一緒。今までにない作業といえばCADによるモデリングからのCAMの扱いくらいか。とりあえず、騒音の件もあるので防音ケースにしまうことになるのか、毛布をかける程度で済むのかは分からないが初切削をしてみることに。

今回は1枚はついてきたが、すぐに必要になりそうな捨て板を作ってみる。とはいってもただ穴が開いている板なので穴を自動で空けるだけというイメージ。

とりあえず感覚だけでやってみたら意外とすんなり出来た。

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ちょっと加工条件が悪かったみたいで穴の中が焦げ付き気味の部分もあったがfusion360を使った初工作の割にはうまく行った。ちなみにfusion360で作ったデータはNCコードで吐き出して、CNCのコントールソフト(G code Sender)に食わせるだけという感じ。このあたりはcnc.js とか bcnc でもいかもしれない。とかなんとか言ったりしてるとクラウドファンディングを端から否定してるみたいなのでとりあえず与えられたものを使う感じでいくか。切削可能面積は390x220cmくらいなので頑張れば結構いい大きさの材料でも削れそう。

今度はもうちょっと切削らしい形でも削ってみようかな。

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