Chromebookの使用感について第2弾。今回はできること、できないことにフォーカスをあててみる。できて当然と思ってたことができなかったり、やり方は違えど意外と簡単にできたりなんてことも多いので。普通の人は安いPCだと困ること、できないことを知りたいんだよね。PCの売り文句には絶対に書いてないけど。
Acer エイサー C720 Chromebook クロムブック RAM:2GB 11.6インチ 16GB SSD Haswell 並行輸入品
どういう風に書くと分かりやすいかすごく悩んだけど、Windows/Macに出来てChromebookにできないことを書くのが一番かなという考えでとりあえず思いついた順に書いてみる。
Windows/Macに出来てChromebookに出来ないこと
0.オフライン動作
これが一番重要なことかも。体はブラウザなのでオフラインだとほとんど何もできない。音楽、動画再生、メモくらいはできる。今のネット環境ならiPhone5以降、Androidのテザリングを使えばほとんど困ることはない。今はネットなしでパソコンを何に使うかって聞かれても困る時代。
1.OSの選択
ChromeOS一択。Stable版とDev版は選べる。BIOSが特殊なのでWindowsに入れ替えたりするのは簡単ではない。その代わりアップデートは一瞬。再起動するだけ。
2.ソフトウェアのインストール
Chromeアプリ、拡張機能で多少は補完されるが無いに等しい。将来的にはAndroidアプリが動くようになる可能性あり。正直クラウドサービスで十分事足りてる。
3.プリンタの有線接続印刷
印刷はGoogleクラウドプリント一択。クラウドプリント対応プリンタ、もしくはChromeが動作しているPCが別途必要。
4.Sambaアクセス、Windowsファイル共有が使えない。
現時点で一番の問題点。NASにアクセスできないので家のサーバにある動画や写真がクラウド経由でしか見られない。これはCroutonを使ってUbuntu化した場合も同じ。
2015/06/06追記 samba/cifsやクラウドストレージへもアプリの追加でアクセス可能になりました。
5.Adobe Flashの動作が微妙
FlashPlayer互換が動作しているが、サイトによっては見れないサイトが多い。プラグインも追加不可能。
6.Javaの動作が微妙
上記Adobe Flashと同様。動作しないページがある。
7.一部動画ファイルの再生
内部ストレージに保存したファイルを再生することもできるが万能じゃない。再生可能な拡張子リストはここ。
8.ドライバを必要とする周辺機器の接続、動作
USB経由で接続する機器類は動かないと思っておいたほうがいい。動いたものはここで紹介していく。
9.VPNのPPTP接続
VPNはできてもPPTP接続はできない。AndroidやiPhoneでは普通にサポートしているので油断していた。
安いルーターにはL2TPとかOpenVPNはついてない。金をかけないで解決する方法はこちら。ChromebookでVPNするためにOpenVPNを導入
おまけ : 想像と違ってたChromecastの使い方
Chromebookと相性がよさそうなGoogle製品といえばChromecastが思いつくが、一般的な想像とは挙動が違うらしい。
Chromecastについてはこちら。テレビ接続型メディアストリーミング端末の長所、短所(Chromecastとか)
妻はCMを見て当然のように手元の画面をそのままTVに飛ばせるものだと思ったようだ。詳しい人ならそれならmiracastでいいし、なんでもできてそんな安いわけないし。ってなるのだが、普通の人がsinkだとかsourceだとか送るのは制御情報だけとか言っても確かに分かるわけがない。現時点のバージョンでは画面転送もテスト版ではあるが実装されており、画面そのものをワイヤレス表示することができるようになっている。しかしこれは現時点でテスト機能であってAndroid同様転送、圧縮が追い付いていない感じで動画はどう頑張っても無理そう。でも、一般的な人は手元にある動画をワイヤレスで再生できることに魅力を感じるらしいので、この機能だけは現時点で使えないことだけは伝えておく。プレゼン程度なら十分だと思うけどね。HDMIで有線接続すれば解決だし。
こんなところか。つぎはできること編。
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