前回からだいぶ間が空いてしまったが、PRN3D改造の続き。
9月頭頃にホットエンドの交換がてら、バレル内部のPTFEチューブを交換したのだが、それから調子がおかしくなった気がするので再度修理したらショックな出来事が。
なんでもそうだけどちゃんと確認しないとダメ。
3Dプリンター用ホットエンド 1.75mmフィラメント用 ノズル径0.4mm オールメタル v6タイプ
PRN3Dについては、パーツこそ再出力していたものの、エクストルーダー周りはそこまで悪い印象を受けてなかったので基本的にはそのまま使うようにしていたし、壊れるようなこともなかった。
ただ、使い始めてから1年くらい経ったときにうまく印刷できないのはノズルが変形しているからだと勝手に思ってノズルのみ他から入手したものに交換していた。例えばこういうもの。
[EMY] 3Dプリンター 交換 ノズル 1.75mm フィラメント ノズル径 0.4mm (5個セット)
ただ、当時はまだ入手性が悪く、海外通販じゃないとぼったくり価格だったのもあり、先が0.4mm径でノズル自体が少し大きめのものを使用していた。この時は素直にノズルのみ交換し、PTFEチューブなどバレルはそのまま。中を触ることもなかった。
ヘッドは純正が外径6-7mmのもので、交換品は10-11mmのもの。勝手に熱容量が大きいほうが安定するかと思っていたから。
この作業をしたのは1年半ほど前で、それからしばらくは順調に印刷できていた。
で、最近だが、ホットエンドのつまりが頻繁に発生するようになり、しかもそれがリトラクションが多く発生する造形時に頻発するので分解してみることにした。
とりあえずバラす。超汚い。
軽く掃除をした後、今回は外形3mm,、内径2mmのPTFEチューブを入手し、バレルの中身を入れ替えた。2mmの穴を1.75mm前後のフィラメントが通る感じ。
バレルの内径はちょうど3mmなのでキツい感じで押し込む。チューブはバレルの端で切り落として完了。これが1か月前。
先日、また同じようなつまりが発生したので再度分解すると、PTFEチューブがバレルからノズル側に移動していることに気付いた。
下の写真で左側がバレルとPTFEチューブ、右上が交換して使っていたノズル、下が純正ノズル。
よく見るとネジ径は同じなのだが内径が違う。
つまりこういうことらしい。バレルの内径は3mmでPTFEチューブも3mmなのでそこは問題ないのだが、交換品のノズルの内径が3mmだったことで、純正の内径2mmでは通らず引っかかるべき部分にPTFEチューブがスライドして入り込んでいた。リトラクションのトルクが押し込んだときの摩擦力を上回ったらしい。
逆に最近までは純正のPTFEチューブは全く動いていなかったのでたまたま動かなかっただけなのか、純正ノズルを使っていた時にうまく変形して固定されていたのかどうかはわからない。オレンジ色がPTFEチューブのイメージ。
ということで、再度純正ノズルに戻して様子を見ることにした。もしかしたら印刷品質はノズルのせいではないかもしれないので。
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