中国香港から2週間もかけてレーザー加工機が届いた。
結果としてはいい面もあり悪い面もありといったところ。
今回から勉強もかねて動画をアップしてみることにした。自分がいろいろ調べててもブログの写真だけだと分かりにくかったり、その人の性格や周囲の環境、雰囲気が分からないと情報を鵜呑みに出来ないことも多々感じるので。
自分の理解が足りないのでうまく説明できないだろうけど、人に説明するための準備というのも勉強になりそうなのでしばしお付き合いください。できるだけ情報を隠さず垂れ流すようにします。
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CANARY 段ボールのこ ダンちゃん DC-190K 長谷川刃物 |
開梱までを詳しくは動画で。
悲劇は当然のように起こる
リハなしの動画なので、この雰囲気が僕の素のリアクションなのだが、経験を積み過ぎてショックを笑いに変える神経回路ができてしまっているらしい。こうやって動画に撮って初めて気が付いたのだが、本体のハンドルが曲がっていることなど、さも当然のように受け入れてしまっている自分がいる。やばい。レーザー管の破損ですら投資した費用の大半を占める要素部品にもかかわらず、やっぱりそうか程度。中国に対する見下し感がやばい。誇り高き日本人でいるためにはこんな気持ちを持っていてはいけない。
今回は悲劇の中にも驚きがあった
基本は「安く買えれば儲けもの」スタンスの中国通販だが、今回は意外にもパネマジがプラスに働いている部分もあった。
まずは本体の操作パネル類。デジタル制御っぽいパネルなのはもちろん、ネットで見ていると写真ではついていない、緊急停止スイッチやレーザーポインタ、本体と水温を測る温度計が標準装備になっていた。
しかも品質はどうであれ一応リニアガイドっぽいし、ケーブルもケーブルキャリア(ドラッグチェーン?)に収まっている。最安価格で出ているものにしてはいろんな意味で感動の部品構成。中国のエンジニアよ。思いこみで文句を言って悪かった。
今後どうしようか
まだ動かしていないのでどこに問題が潜んでいるかどうかはわからない。ただ、いまのところクリティカルな問題はCo2レーザー管が割れているということ。それ以外に動作上問題がありそうな箇所は見受けられない。
まず、Co2レーザー管本体が壊れている以上、これを何とかしないと話が始まらないが今までの経験上、こういう場合は返金されることもなければ新しものを送ってくることもない。どの業者にも共通する言い回しとしては、
「返金してほしければ壊れた部品を送り返せ。その代り送り返す料金はお前持ち。送料考えたら送り返すのは得策ではない。そんなことをするくらいなら、部品代をディスカウント(もしくは半額)した料金を追加で払えばその部品をもう一個送る」
いままでの業者は9割方こんな感じだ。あまりにも安い部品の場合は数ドルくらいしか引いてくれないことも多く理不尽な感じもするが、ぶっちゃけこのレベルの大きさのものを送り返すと送料がとんでもないことになるのである意味妥当な線である。その代り、また数週間待たされることになるのでじれったいといえばじれったい。
ということなので、結論から言えば、追送を頼む、頼まないにかかわらず、壊れた部品はある意味ゴミだ。そういう意味ではどう料理しようが自分の勝手だし、直ったら儲けものということになる。ということでクレームを入れながら壊れたレーザー管を並行して直すことにする。
現段階で得られている知見
・ あくまでも発送までの作業や工程が悪いのであって、fedexやDHL等の配送業者は悪くない
・ 対応が悪い人だと思ってもそれは個人の問題ではなく国民性の問題だし、次は大丈夫だと思っても必ず裏切られる
・ 経験上、Aliexpressの写真偽装(いわゆるパネマジ)は間違いなく実物のほうがしょぼいことが多いが、たまには写真よりはいいもの(に見えるもの)が来ることもある。(その代りに発送までの時間という代償を払うことに)
・ ダメだろうなと思った部分は当然のようにダメである。というかそれがデフォである
・ ネジなどは締めこむという概念がない。仮にでも留まった時点で作業は完了している
・ 電装品は電源をつなげる前に配線や向きを再確認する必要がある
・ 電源さえつなげればすべて動くと思いこむな。どう見ても結線されていない場合は電池駆動を疑え。しかもそういう機器に限って電源スイッチはない
・ 輸送中の破損を想定したうえで梱包に関する注意を前もって忠告したとしてもこのざまである
・ チェックボックス、ステッカーなど検品したような雰囲気を醸し出している物はすべてデザインもしくはただの飾りであって、記載している内容に意味はない
・ 毎回必ずといっていいほど数年は触ってないだろうと思うくらい埃を被った部品が使ってある。そしてケミカル臭がする
・ 今年は旧正月直後にもかかわらず火薬(爆竹)臭くなかった
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