CNCのスピンドル故障

現在メインで活躍中のEVO-ONEだが、トラブルにてご臨終したので修理することに。

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目を離したすきにエンドミルが木材に食い込んでとんでもない負荷がかかったらしく見に行ったらうんともすんとも言わなくなっていた感じ。

こういう今までだと寝込むくらいのトラブルに動じなくなってきた自分に感心する毎日。

以前、一度内部のネジのゆるみでうまく切削できなくなって修理してからは順調に動いていた。

3～4年、中華、小型など様々なCNCに対する個人的な状況、感想としては

①まぁそれなりにうるさい（掃除機ほどではないが動作時間が長いので）

②近所迷惑という点ではそうでもない

③外も深夜など耳を澄ませば多少は聞こえるので夏場は窓開けられないかも（年内中に二重窓にして様子を見てみる予定）

④シャークのハンディークリーナーのほうがよっぽどうるさい（トリマー並み）

⑤壁つながりの隣家については意外なほど聞こえないので問題なし（大家として確認済み）

⑥音に対するクレームの恐怖が払拭できると攻めた切削が可能になり世界が広がる

⑦家族を大事にすることも大事

⑧手段が目的化する

以上であります。とにかく音なのでそこだけは十分に気を付けて。YouTubeだとみんな音量を絞っているので静かに聞こえるけどあの10倍は聞こえると思ったほうがいいという感じ。

とりあえず今回はうんともすんとも言わなくなったので全交換の恐怖と闘いながら分解。

EVO-ONEはCNC ShieldとGRBLというオープンプラットフォームの組み合わせなのだが、症状としては

①照明系全滅（スピンドルON時のみ点灯）

②PCから認識はしてる

③全軸スピンドル含め動作不能

この症状であり得るとすれば電源が逝った感じなので予備も兼ねて事前にAmazonおよびAliexpressで発注しておくことに。プライム対応だと割高なのは致し方ない。大晦日に発注する代物ではないことは確か。

以前、隙間から標準搭載の電源容量だけは確認してあったのだが、（12V 20A）リセッタブルヒューズなのが当たり前だと思っていたのでそのあたりが原因かもと思ったり。

基板はCNC Shield互換の起こし直し系。汎用基板にしておけばもう少し安くなりそうなものをわざわざ専用品にするのがイタリアらしい。優位性としてはAuto-Zと非常停止スイッチが3.5mmジャックで汎用的に挿抜できるくらい。

本体背面はこんな感じ。X軸裏に電源や制御基板が並べてある。

ここで肝心のモータドライバはこんな感じ。基板に3本の信号線、電源から2本、スピンドル方向に3本。

まぁどう見てもラジコン用のESCなのだが、ラベルなどはなくスペックは全く不明。まぁ剥がしたんだろうなという感じなので、これについてもそれっぽいものをAmazonおよびAliexpressで発注。

スピンドルモータについても確認。まぁラジコン要素のまま。圧入かどうかの確認まではしなかったが、とりあえず径とブラケット形状だけ確認。

ということで、結局原因はESCと電源の共倒れが原因ということで2つの部品を交換することで元の挙動に戻った。ただ、ESCが高機能だからかどうかはわからないがgrblを初期化するまではスピンドルからBEEP音がする。

ちょっとうるさい気もしなくもないが使えるならまぁいっか。