ナビの取り付け #XTRONS #10インチ #中華ナビ

先日、中華ナビを使ってみることにした経緯を書いたのだが、今回は取り付けについて。

ナビの取り付けなんていまさら語ることもないのだが、中華ナビ自体が完全な日本向け仕様になっていないのでそのあたりをどうやって吸収するかが腕の見せ所だ。

20万するナビなら1,2万の工賃なんて目クソ鼻クソみたいなものだが、2~5万程度のナビだとコスト割合もでかいので、ぜひリスクを負わない範囲で自分でやってみてほしい。

中華ナビを取り付ける時に一番悩むのはコネクタだ。国内向けナビの場合は基本的に安価な変換コネクタの類で何とかなる場合が多いのだが、海外ナビの場合は変換コネクタが高い。自分で結線する前提の場合でも、車のナビ周りを取り外したあとに狭い車の中でチマチマ結線するというのも非常に面倒なのだ。

なので、個人的には安価な変換コネクタを使って家の中で配線だけをある程度完成させておいて、ナビを設置するときはコネクタを差し込むだけ程度の作業にしておくのがいと思う。そういう時に使うハーネスが売られている。大体1000円くらい。

このハーネスのケーブル側とナビの配線をつなぐのが最大のミッション。必要な道具はこんなもん。

変換ハーネスのほかにギボシ、できれば圧着ペンチがあるといい。圧着ペンチとギボシがセットになっているものも売られているが、ギボシは失敗したり雄雌を間違えたりしたりするとすぐに数が足りなくなるので、最低でも20セットくらいはあったほうがいいと思う。

よってこのようにISOコネクタ側を切断し、変換コネクタに対応するギボシを付けていくことになる。大体色が決まっているようなので合わせて接続していく感じ。車種によっては数本余るが、とりあえずは電源、GND、ACCさえつながっていれば起動する状態にはなる。

P_20180713_212541_vHDR_Auto.jpg

XtronsのTE103の場合のハーネスは以下のような感じになっている。

xtronswiring.jpg

オプションやカメラなどを別に取り付ける場合は別として、カーナビ本体として使うだけなら赤線の配線ができていればほとんどOKという感じ。内蔵アンプのスピーカー端子などは1の電源ケーブルに含まれているため、この辺りを結線しておけば大丈夫。忘れちゃいけないのはイルミネーションとラジオアンテナコントロールだ。イルミをつないでおくと、ヘッドランプの状態に合わせて画面の輝度を暗くしてくれる。時刻で判断するだけでも十分といえば十分だが、昼間のトンネル内などでも眩しいと思うことは多いので、車のオートライトに任せておくと安心だ。2のオートアンテナはコネクタ切断時に無くなってしまうので、車側ハーネスにあるラジオコントロールと15番のラジオアンテナコントロールを接続すること。アンテナコネクタは別にあるので直感的にはいらないように感じるが、実際にはコントロール端子で電源供給しないと感度が著しく悪く使い物にならない。

配線が終わったらナビの取り付けになるのだが、注意点としては、

①作業前にバッテリーのマイナス端子を取り外してバッテリー本体の端子をテープやウェスでショートしないように保護すること。

②作業中はマップランプなどが使えないので暗くなる前に作業を終えること。

この2点である。夕方に始めると暗くなる前に作業が終われない可能性が出てくるが、気付いた時には大体手遅れなので。

ナビの取り外し手順などはメーカーサイトが参考になる。いろんな車があるので個人的な事例紹介はあまり役に立たなそうなので・・・・

車別製品取り付け情報 – ALPINE

ということで、参考までに、社外ナビをディーラーオプションで取り付けていた場合の配線の状態を見せておくと、

P_20180714_094820_vHDR_Auto.jpg

うへぇ。非常に汚い。基本的には純正コネクタならピン配置が決まっているので抜いてもわかるはずだが、さらっと出てくる見たことのない線についてはちゃんとどこにつながっているか確認して、ラベルを付けるなどの処理をしてから外すほうがいい。ナビの裏側のコネクタを外してからギボシを1つづつ確認しながら抜いていく感じ。最近だとテレビチュナーやETC、ドライブレコーダーなんてのもつながっている可能性があるのでそのあたりもちゃんと確認が必要。我が家の場合はETCの電源をナビの配線から分岐して取ってあったので、気付いたらETCの電源が抜けたままになっていた。

ナビと一緒にフルセグチューナーを買った場合は、チュナー本体をナビの後ろのどこか、グローブボックスの裏などに隠しておく必要がある。ちゃんと止めておかないと走るたびに中でゴトゴトいうので気を付けて。

とりあえずナビの配線が終わったら、電気系統だけ元に戻して動作するかを先に確認すること。内装を戻してからミスに気付くと作業が振出しに戻って残念な感じになる。

確認しておきたいのは

①電源が入ること

②スピーカーから音が出ること(左右があっているか、両方から音が出ているかなど)

③ナビゲーションで位置が出ること

④テレビチュナーをつないだならちゃんと映ること

⑤ラジオの感度がそれなりであること

⑥ヘッドランプを付けると画面の明るさに変化があること

⑦カメラをつなげたなら映像が映ること

配線で問題が起こりそうなのはこのあたり。

以上が確認出来たらもう一度バッテリーを外し、内装を元に戻して終了。お疲れさまでした。

我が家の中華ナビについては一通り作業が完了したものの、ナビの精度がいまいちだった。症状としてはこんな感じ。

P_20180716_192638_vHDR_Auto.jpg 位置情報が死んでる(Wifiでざっくりと出てる)

P_20180716_192653_vHDR_Auto.jpg GPSinfoが無応答

中華ナビなのでこの程度なのかなと思いこもうとしていたが、純正アプリが動かないのは気に食わないので問い合わせてみたらすぐに交換用のGPSアンテナを送ってくれた。テザリングを使っていると、どうもスマホ側の位置情報を定期的に共有しているらしく、数十秒間隔で遅れて位置情報が更新されるっぽい。少なくともナビゲーションできるレベルではない。この症状をみているとGPSが使えているようにも見えてしまうので数日悩んでしまった。少なくともgooglemapの位置情報アイコンが矢印になることはなく、数十メートルのざっくりとした位置情報が表示される感じ。もし同じような症状で悩んでいたらxtronsのサポートに問い合わせるといいかも。GPSアンテナの外観におかしいところはなかったし、コネクタのピンが折れているわけでもないので故障かどうかは判断しずらい。

今回の件で、xtronsのサポートはとても良かったし、国内で買ってもそこまで高くないのでわざわざ中国から買わなくて正解のパターン。

ということで、取り付けまでは無事完了し、動作するところまできた。ファーストインプレッションだが

良い点

①なんでもっと早く買わなかったんだ

②ちょっとディスプレイの解像度が低い気もするが及第点

③UIが慣れ親しんだAndroidだけに直感で使える

④手で持てないので文字入力はあまり便利になった感はない(あくまでもタッチ入力の場合。音声入力は神がかってる)

⑤ナビ、オーディオ、ラジオ、テレビはスムーズに切り替わり、いい意味でAndroid感は感じない

⑥立ち上がりも我慢できるレベル

悪い点

①テザリング端末がないとできることが半減(短距離ならいいが、スマホは充電してないと電池がすぐなくなる)

②アプリの通知が出ない気がする(LINEとか見れると便利そうなのに)

③googlemapなど、案内中は縮尺に自由度がない(移動速度連動?)ため悩ましい。

こんなくらいであえて出した悪い点という感じであまり不満は感じていない。

次回はアプリやその他について書くことにする。

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