Windows10でPython2系と3系を共存させるには

最近はNode.jsやPythonでできたプログラムを使うことが増えてきた。

プログラムマーサイドの立場でいえば古いものは使うなという話になるのだが、ユーザーの立場としてはソフトの流儀に従うしかない。

最近、Python2系でできたプログラムと、3系でできたプログラムを一台のWindowsマシンで使うことがあったのだが、共存のやり方がわからなかったのでメモ。

現時点(2017/12/06)ではPythonは2.7.14と3.6.3が同時に生きている状態だ。

一昔前までPythonの3系はライブラリが少なく、使い物にならないというのが通説だったが、現在では3系でもほぼ問題が起こらなくなっている。

とはいえ、作ってしまったプログラムの移植も簡単ではないので、いまだに2系のインストールをしなければいけない状況は続いている。

今回は同じWindowsPC上に、仮想環境を作ることなく2系と3系を共存させる方法をメモしておく。今までは勝手にできないと思い込んでいたが、答えがわかると簡単だった。PATHの問題らしい。

ということで、そのPATHの解決法について。

まず最初に、python公式サイトから、2系、3系の最新版をダウンロードし、インストールしておく。

インストールオプションはよくわからないので適当に。そして、両バージョンをインストールしたらここからが本題。スタートメニューに”システムの詳細設定の表示”と入力し、環境変数の設定画面を出す。

startmenu.png

すると、昔懐かしいシステムのプロパティーが出てくるので、一番下の環境変数を選択。

SystemProperty.png

ユーザー環境変数ではなく、システム環境変数の中の”Path”を選択し、編集ボタンを押す。

Environment variable2.png

するとpathがリスト形式で見られる。すげー進歩。上手くインストールできていればPython2,Python3のpathがあるはず。

Environment variable.png

でここに落とし穴だが、従来のディレクトリを”;”でつないだ記述式では後ろのほうが優先順位が高くなるのに対し、リスト表示では上のほうが優先順位が高い。これに気付くのに時間がかかった。

ということでPython2系のpathの優先順位を上げておく。これでコマンドが通るようになる。

Environment variable3.png

実際に使う際は、python2系が優先になっているので、3系を使うときには以下のようにコマンドを入力すればいい。

py -3 スクリプト名
py -3 -m pip install パッケージ名

以上、雑学でした。

↓ どうでもいいけどこのACアダプタのポテンシャルがすごい。形がちょっと使いにくそうだけど買うかどうか悩み中。

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