ASUS Zenfone2(ZE551ML)をいまさらアップデート #Android6.0 #Marshmallow

2016/12/20追記 JP版のファームウェアダウンロードができるようになっている模様。記事中に追記しました。

アップデートにはファームウェアのダウンロードが別途必要です。現状では待っていても勝手には落ちてきません。

ASUSの1世代前のスマホ、フラッグシップモデルとして1年前に発売されたZenfone2にようやくAndroid M(6.0)のアップデートが始まった。

当時はIntelのAtom搭載ということや、無駄に4GBのメモリを搭載しているということで話題になったが、どうもそのあたりがアップデートの足枷になってしまったようだ。しかもAtom機は終焉を迎えるようなので、ここ最近の製品の中ではかなりの異端児。

そんな背景もあり、今回は手動アップデートということなので人柱感が否めないがとりあえずアップデートしてみることに。

Zenfoneシリーズは(というよりASUSの製品は)見た目や作りが若干チープな感じが否めないが、性能に対するコスパがとてもいいのでお勧め。

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1. まえがき

今回手動アップデートの対象になったのは、ZenFone2 (ZE551ML)のWW版。←JP版も対応したようです。

ASUS Zenfone 2 (ZE551ML)

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昨年(2015年)の5月に発売された5.5インチのハイエンドスマートフォンだ。発売時点でAndroid5.0(Lollipop)を搭載。IntelのAtomプロセッサ(Z3580 クアッドコア)を搭載し、発売時点で世界初となる4GBの大容量メモリを搭載していたことで話題となった機種だ。

本体の性能としてメモリは4GB搭載していたのだが、当時のAndroidはまだ32bitであったがために実際には発売の段階では2GBしか使用していなかった。アーリーアダプタ的な解釈をすれば、次のAndroid(64bit)へのアップデート、もしくは4GBを使用可能にするファームウェアのアップデートが保証されていると思ってしまう機種だということだ。

本体価格が業界のハイエンド機種の半額程度ということもあり、当時はみんなワクワクして買ったに違いない。

2. ところが

そんな感じで期待を背負った状態で発売されたZenfone2。手元に届いてからの感触も悪くなかった。

しいて言えば、全体的な外観からチープ感が漂っているのと、その裏蓋が非常に開けにくいこと。材質も柔らかく、爪をかけるだけで表面のフィルムがめくれ上がるレベル。しかもこのカバー、パーツとして単体販売されていない。マジか。

twitter – Zenfone 裏蓋

逆にいえばその程度だ。

2015年の10月。Nexusシリーズ向けにAndroid6.0(Marshmallow)の配布が始まった。当然Zenfoneの4GBは時期アップデートのために搭載されていると思っていたため期待が膨らむ。だが、なんの展開もない。

11月。とあるサイトでASUSのインタービュー記事が載る。

でるかZenFone Zoom!? ASUSに聞くZenFoneシリーズのこれまでとこれから – モバレコ

どうも2015年発売機はもれなくAndroid6.0にアップデートされるらしい。Zenfone2のみに関連する64bit化も検討中。買った当初の希望は捨てなくてもよさそうな発言。ワクテカが止まらない。

で時は流れ、2016年もすでに半分が過ぎた・・・・・・・

3. やっとか

どうもAndroid6.0へのアップデートはする気があるようだ。でも、後発モデルはアップデートされているのにZenfone2は放置。

→ なぜか、βプログラムとして、有志による人柱アップデートが始まる。何か不穏な空気が流れる。

→ アップデートを公開するも、文鎮化することが判明し、即刻配布中止。

→ 8月末、ASUS公式掲示板でAndroid6.0のアップデートをひっそりと公開。OTAでばら撒かないあたり、またもや怪しい空気を感じる。

4. 1か月放置してもそのままだからもうアップデートしても大丈夫だよね。

とりあえず文鎮化するのは嫌なので1か月放置した。

もう大丈夫に違いない。手元にある端末が一つ次のバージョンのAndroid N(nougat)に旅立っていく中、ついにZenfoneにAndroid M(Marshmallow)が来る。

5. アップデート方法

いつもなら、Androidの設定からシステム更新を辿れば自動的にアップデートされるのだが、今回はOTAではないので自動では降ってこない。

ASUSの公式サイトから、Downloadを辿る。OSはAndroid,種別はFirmwareを選択

ASUS Zenfone2(ZE551ML) Driver & Tools

download.jpg

JP版:Firmwareの中から最上段の”Version JP-4.21.40.196“。容量は1.15GB。

WW版:Firmwareの中から”Version WW-4.21.40.184“を探す。一番上とか一番下にいないので探すこと。容量は1.19GB。

基本的な作業は以下同様なので省略。

download2.jpg

まず、Zenfone2の現在のバージョンが”2.20.40.184“以降になっているかどうかを確認。

なっていればアップデート可能。スマホかPCでダウンロードする。

このファイルを、SDカードのルートディレクトリに移動する。

例えば : /sdcard/download → /sdcard/

ファイルマネージャーを使ったことがない人はたぶんここが鬼門。逆にいえばこれを乗り越えられたらできたも同然。ファイル管理ソフトはお好みで。個人的にはES ファイルエクスプローラーが何でもできておすすめ。

ファイルを移動できたら心を無にしてスマホを再起動する。

うまくいけば、起動後にアップデートファイルの検出というダイアログが出るのでタップ。

Dialog2.jpg

アップデートファイルが間違っていないかどうか確認しOK。

Dialog1.jpg

アップデートさせていただけるらしいのでアップデート。

Screenshot_20161003-135302.jpg

インストール後、バージョンが更新したものと同じになっていればOK。お疲れさまでした。

6. まとめ

何もまとめることはない。ただ、他の機種ではすでに1年近く使っているOSのバージョンにもかかわらず、OSにASUSのカスタマイズが入っているため思った以上にアップデートを感じにくい。優しいアップデートといえば優しいアップデートだ。

Atom端末を出したASUSに非はない。64bit化もGoogleの都合だ。別に尖っているからといって値段が高いわけでもないのでワクワク感に対するコスパは異常だ。

個人的には台湾企業が大好きなので、ASUSにはこれからも頑張ってほしい。欲を言えばNEXUS端末で出してくれると嬉しいのだが。

ZenWatchも丸形で心拍計がついていたら即買いしてたのにな。

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コメント

  1. より:

    わりと売れた格安機なのに、CPUがAtomなので、
    そのせいで、アプリも障害にぶつかりやすくて、アプリ開発泣かせな気がします。
    泥は多様すぎて誰も追いつけないですね・・・。

  2. モンドル より:

    ZenFone2 (ZE551ML)のJP版、こっそり2016/12/15に出ていますね、、、
    現在はサイトからしかDLできない模様です。
    →以降本文に追記しました。

  3. toonaoki より:

    情報ありがとうございます。追記しました。

  4. toonaoki より:

    コスパは最強なんですけど。アプリも一歩遅れて対応なんてことが多かったですね。

  5. raguel より:

    Version JP-4.21.40.196が公開されたので、早速updateしてみましたが
    ゲームのingressが起動画面から進まない現象が出て、しょうがなく元に戻しました。
    Version JP-52.20.40.185というのが、ダウングレード専用のバージョンのようです。
    2016/12/27に公開されてました。(何故かたどり着けない場合有り)
    こんなの公開されるところを見ると、まだまだ不具合ありそうですね・・・

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