PRN3DをRAMPS化する(フレキシブルフィラメントの印刷テスト)

オートレベリングがあまりうまく機能していない気もするのだが、パッと修正する方法が見つからない。

先日、ノズルを交換したついでに印刷テストを兼ねて、安価なフレキシブルフィラメントを使ってみることにした。巷では弾性フィラメントやTPUフィラメントと呼ばれているもの。

上を見ればキリがないが、500gで1万円程度のものから、5000円程度が相場。今回使ったのはSainsmartの1kg4000円弱の格安品。使えるかどうかは運しだいなのだが。

サインスマート 3Dプリンタ用 弾性樹脂 TPU フィラメント 1kg 1.75mm径 柔軟性も耐久性も優れる新型素材 ホワイト サインスマート 3Dプリンタ用 弾性樹脂 TPU フィラメント 1kg 1.75mm径 柔軟性も耐久性も優れる新型素材 ホワイト

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フィラメントは非常に柔らかく、感覚としてはiPhoneの充電ケーブルに近い。正直うまく送り出されるかが不安なぐらいの強度だ。

いつも通りにPLAフィラメントの設定を使って送り出してみたが、エクストルーダーのギアとバレルの間から曲がって出てきてしまう。

しばらく様子を見ていたら、フィラメントの送り出しに関して、①速すぎるとき、②リトラクション この2つの条件でうまく送り出されない気配がある。

失敗するタイミングとしては、ブリムを印刷し終わってリトラクションが発生し始めたときと、ボトムのフィルが終わり、インフィルで加速し始めるとき。

暫定処置として、リトラクションの速度と距離を5mm/s、0.75mm程度にして、全体的な印刷速度を半分程度にした(PLAでのインフィルが60mm/s程度なので、最高速度を30mm/s程度に)。すると詰まりもなく出力できるように。

テストプリントに使ったのは、特殊フィラメント印刷のテストで見ることが多いMr.Jaws

フレキシブル感が欲しかったので、トップとボトムのレイヤーは厚めにしたがインフィルは15%程度に。Curaでブリムを付けて出力。ベッドの温度はPLAと同じ60度。

出力結果。

ベッドには柔らかいだけあってしっかり張り付く。もしかしたら温めなくてもよかったかもしれない。剥がす時は柔らかいのでちぎれそうな気もしたが、積層面もそれなりにしっかりくっついているので大丈夫。見た目はPLAよりちょっと光沢があるかなという感じ。

PLAやABSと大きく違うのはブリムの剥がしにくさ。ABSやPLAは割れるように剥がれるが、TPUはちぎっていく感じ。カッターなどで落とすにしても削るというよりは切っていく感じになるのでちょっと手こずる。次に印刷するときはブリムなしでやってみようかな。

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柔らかさはそこそこ。今回の形状でいうと、歯ブラシのネック部分くらいの硬さといって伝わるだろうか。トップとボトムを1mm近く取ったので底面、上面はそれなりに硬いが、側面は15%のインフィルなので押すとへこむくらいの柔らかさ。口の部分は手が挟めるくらい曲がる。

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全体的にもこのくらいの指の力加減でこのくらい曲がる。分かりにくいな。しばらくぐにゃぐにゃ握っているのだが、積層面の剥がれも疲労による割れもなさそう。復元力もあるようなので何か用途を考えてみたい。

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