前から気になっていたレザークラフトにレーザー加工を使ってみる作戦を実行してみることに。
別に語呂を狙ってやったわけではなく、面倒な作業を自動化できないかと思って試してみた感じ。
やってみたら思ってた通りになった部分半分、想定外だった部分半分で微妙な結果になってしまった。反省。
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やりたかったことは、レザークラフトの半自動化。型紙から切り出す作業や穴を空ける作業、表面を焦がして焼き印のような彫刻をする作業だ。
今回はその両方を試すべく、簡単なロゴ入りコードクリップ（イヤホンクリップ）を作ってみることにした。
語ることはあまりないので結果を見てみよう。まずはカットから。
惨敗である。
切れる強度で焼くと表面が焦げる。弱めの強度で数度繰り返しても炭化して切れない。悲しい。
今回使用した材料はオイルレザーだが、問題と原因と思われるのはこのあたり。
1. レーザー加工機のエアーアシストが弱い
– エアーアシストは本来コンプレッサーを使うものだが、騒音がすごいので我が家では水槽用のポンプを流用している。ここを強化すれば少しは解決するのか？
2. レーザーの焦点があっていない
– ほかの材料ではあまり感じられないので関係ないのかもしれないが、革は熱を加えると極端に反る。反ることで焦点がずれている部分も多そう。
3. レーザー強度、繰り返し回数の設定
– 何パターンか試したがどうしても切断面周辺が焦げて変色してしまう。拭いて綺麗になればいいのだが、どうもそういう感じではなくゆっくり動かしてみると切れはするのだが燃えて炭化している。早く動かしてそれを繰り返すという方法もとってみたが、そうすると切断面が徐々に深くなって結果的に切れる。ただ、今回の場合は3度ほど走査した時点で切断面自体が炭化してしまいそれ以上切れないという状態になっていた。
4. 革の種類
– あくまでも想像なのでどうなるのかは分からないが、もしかしたらレザーの種類や色によって結果が異なる可能性があるので、また違う材料が手に入ったら試してみたい。
4. レーザーの種類
– 我が家で使っているのはCo2レーザーなのだが、半導体レーザーだと切れもしなさそうなので出来ても彫刻くらいだと思うが、業務用などで使われているような固体レーザーを使った強力ものだとイケるのかもしれない。
考えられる原因はこのあたりなので、個人的にできる対策はエアーアシストの強度を上げるという方法か。その他に原因があるという情報を持っている方がいたら教えてください。
表面の焦げやヤニ汚れに対しての対策として、普段切っているMDFの場合はマスキングテープを張るという方法で逃げているが、今回はその方法を使ってもテープが燃えるだけという状態だった。
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次に彫刻である。
彫刻に関しては予想通りの仕上がりで満足。彫刻の強度としては紙を切る程度の強度で十分だった。むしろ、MDF等と同じレベルにしてしまうとかなりの焦げになってしまう。レーザー加工機をレザークラフトに使えるのは彫刻くらいなのか？
ということで、レザークラフトにレーザー加工機がどの程度使えるか試してみたが、うちにあるレーザー加工機ではカットは無理そうという結論に。見た目を気にしなければ切れないこともないが、一番重要な見た目が悲しいことになるのでペンディング。
ただ、彫刻は十分実用的になりそうなので、焼き印を作る手間を省くことができそうなのはちょっとうれしい。ロゴや日付などを柔軟に変更できるのも大きな利点。一品物を作るのには都合がいい。
エアーアシストについては一度手元にある新しい方法で試してみてまた結果をお伝えできればと思う。
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