ここ数年、例の体調不良の件もあって、あまり無理ができない体になってしまっている。モチベーションまでなくすと人間として終わってしまいそうなので、できることをコツコツとやるようにしているがなかなかうまくいかない。ここしばらくは、体調に影響のない範囲でブログの更新を定期的にやることを心掛けている。
おっさんになってくるとやっぱ徹夜とかって無理だよね（苦笑）
今年の3月に導入したレーザー加工機も実用フェーズに入ってきてはいるが、煙と匂いが気になってしょうがないので、このあたりで何とかする方法を考えたいと思う。今回はその第１ステップ。
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日立【PM2.5対応】空気清浄機 ホワイト EP-KZ30 W 日立(HITACHI) |
１．経緯
レーザー加工機というのは、レーザーで対象の物体を焼き切るような形で加工をする機械だ。当然、物体が高温になるため、燃えるときと同じ様に煙が出て匂いがする。
この時点で個人の家に置くような機械ではないと考えるのが普通かもしれないが、ネットを見ているとそんなことは大した問題ではないように思えてしまうから不思議だ。個人の家にあるのがさも普通かのような写真が出てくる。
例えば業者やFablabで使ってるような業務用のものは、本体の値段もそれなりなのだが、排気や消臭に関する機能が備わっているものが多い。というかそれ専用の装置を別売りで購入することができるようになっている。
このような装置を個人でも購入して設置すれば何の問題もないのだろうが、実際には多額の費用と設置スペースが必要になるため導入は容易ではない。最低でも数十万から、半畳くらいの面積を必要とする。
機器としてはとても仰々しい。でも、これくらいのフィルタを噛まさないと完全な排煙処理と脱臭は難しいと思う。
山の中などの広々とした一軒家なんて恵まれた環境であればそのまま排出すればいい。ただ、屋外までは排気ダクトを引かないと家の中がスモーク臭くなる。
で、問題の中国製激安レーザー加工機の排気周りはどうなっているのかというと、
中華激安レーザー加工機でいえばどのメーカー、どのモデルもこんな感じ。この画像の様に、本体背面に申し訳程度のシロッコファンが付属している。樹脂製、回転数もあまり速くはない静音タイプのもので、これに樹脂製の蛇腹のダクトを接続して使う。どこから購入しても大体このあたりはセットでついてくるみたい。
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まぁ、こんな感じで分かるように、付属の装置はあくまでも排気を離れた場所に移動させるための手段であって、消臭やフィルタリングを目的としたものではない。
もっと言えば、最近クラウドファンディングやお手軽さを売りにした半導体レーザー系の小型加工機が出回っているが、これらの機器にはそもそも排気という概念がないものもある。
デモ動画ではかわいいお姉さんがおしゃれな部屋でパソコン片手に加工しているようなシーンも見られるが、実際には結構な悪臭と煙が漂うことになる。気を付けたほうがいい。
最近、勝手に師匠だと思い始めている”みら太氏”も自作のレーザー加工機を使われているのだが、同様の排気装置を自作されている。ただ、お住まいが高層階のようで大気放出でも問題がなさそう。こういう時にはなぜかマンションの高層階もいいなぁと思ったりしてしまう。
レーザ加工機の排気系をさらにさらに何とかする ※勝手にリンク張りました。すみません。
同じ横浜にお住まいのようなのでMFTに顔を出せれば一度ご挨拶させて頂きたいと思う。
ということで、排気系に関してフィルタや消臭に関するノウハウで学べるサイトは業者以外はほぼ皆無という感じの状態からどこまでできるかというチャレンジである。
次回は現状についておさらい。
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はじめての脱臭技術 川瀬義矩 東京電機大学出版局 |
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