格安SIMを追加で試す。(低速無制限定額)

すでに4年弱使っているMVNO系SIMカードのIIJだが、ちょっと不満も出てきたので、乗換を検討すべくお試しでSIMを追加してみた。

個人的にはMVNOのサービス(というか回線品質)がMVNEのサービスを上回ることはないと思っているので、選ぶならIIJかNTT、日本通信辺りのどれかということになる。サービスの差別化としては複数SIMでのパケット共有、段階性料金、高速、低速モードの切り替え等があるが、速度という回線品質を除いて付加価値として考えるならば、今でもIIJ一択だと思っている。

今回は、その前提条件をもとにIIJには足りない部分を補えるSIMがあるのかということ。そのあたりを探るためにいろいろ検討してみた。

IIJmio SIMカード ウェルカムパック (SMS) マイクロSIM [フラストレーションフリーパッケージ (FFP)] 【Amazon.co.jp 限定】 IIJmio SIMカード ウェルカムパック (SMS) マイクロSIM [フラストレーションフリーパッケージ (FFP)] 【Amazon.co.jp 限定】

IIJ
売り上げランキング : 1463

Amazonで詳しく見る

いろんな経緯はあれ、今、改めて見てみて気づいたんだけどIIJのサービス開始時は、ファミリーシェアで1GBしかなかったみたい。いつの間にかサービスで10GBまで増えてるけど。時代の変化は速い。

で、SIMカードのイロハについては他サイトに任せるとして、ステマではない純粋なユーザーとしての使用感と結論を端的に述べる。短期的にはいろんなSIMを試しているが、現在の状況に至ったあくまでも個人的な結論。

1. MVNOの大半はDocomo回線、ちょっとだけau回線。スマホとの相性を考えるとDocomo系1択。

2. 低速無制限系、段階性定額系、高額無制限系に分けられるが、これは使う人によるので決められない。

3. パケットを人にあげるというシェアはトータルでは得かもしれないが、自分にとっては損でしかない。

4. あとは純粋にパケット単価で決まる。SIMの場合は大容量のほうが安いとは限らない。

5. 無制限と書いてあっても無制限であることは絶対にあり得ない。何かに制限があるがそれには契約してから気づくことが多い。

→ いまならこんなことを考えるが、契約当初はDocomo系しかなかったのでIIJを選んだ。このチョイスもサービスではなく、老舗プロバイダとしての会社の知名度で選んだ記憶がある。

ということで、IIJのファミリーシェアプランを愛用している。これは最大3枚のSIMカードで1月10GBのパケットをシェアできて月額2560円からというプランで、複数端末持ちには非常にありがたいプランである。通話を付けることも可能だし、MNPすることもできる。

このプランの特徴としては、大手キャリアの標準パケットである3~5GBを大幅に上回るパケットをたった2500円で使えるということにメリットがある。

ファミリープランで契約して、SIMカード1枚だけで10GBを使うこともできるということだ。このサービスに対して、MVNOとして数年前から同様のサービスをしているのがDMMモバイルだ。DMMモバイルも最初はSIMが1枚しか使えないなどいろいろ制限があったが、現時点ではIIJmioとほぼ同等のサービスをしている。DMMモバイルの優位性としては容量単価を選択できることだ。SIM1枚なら月に低速無制限~20GBの9段階、シェアプランなら月に8GB~20GBの4段階から柔軟に選べるのが大きい。

シングルプランの容量単価としては、10GBの時に219円/1GB、シェアプランの場合も10GBの時に同じく219円/1GBと一番コスパがいい。20GBのときが一番安いという料金体系でないことに注意。

ここで、DMMモバイルとIIJmioで現時点で大きく違うのは料金プランの選択肢の差と、SIMカードの発行枚数だ。DMMは最大3枚までだが、IIJmioはSIM1枚につき月額400円追加すれば4枚から最大10枚(基本料金内の3枚に加えて7枚まで)でシェアできるようになっている。

このあたりや電話サービスの差を除いてデータ通信という観点だけで見ると、DMMモバイルのほうがIIJmioよりも有利っぽい(速度はほぼ同じでちょっとだけ安い)のでこれから新しく契約するのであればDMMモバイルがいいのかもしれない。個人的にも安いほうがいいので契約事務手数料分がすぐ回収できるなら乗り換えてもいいかなと思っている。

【Amazon.co.jp限定】 [ZenFone / Xperia Z1~Z2 / Galaxy SIII~S5 他対応] DMM mobile SIMカード データ通信専用 microSIM 月額440円~ DDM001 【Amazon.co.jp限定】 [ZenFone / Xperia Z1~Z2 / Galaxy SIII~S5 他対応] DMM mobile SIMカード データ通信専用 microSIM 月額440円~ DDM001

DMM.com
売り上げランキング : 436

Amazonで詳しく見る

で、ここからが本題。昔、AWA + 格安SIM = 格安ストリーミングミュージックプレーヤーと題して、MVNO SIMの低速モードを使ったストリーミングの使い方について書いたことがあった。こんなことをしなきゃいけない理由にはもちろん理由があるわけで。

「月10GB程度じゃ全くパケットが足りん!!」

ということなのである。

20GBプランを契約すればそれでいいということにもなるが、料金が割高なのは気に食わない。多少不便でも10GBを2回線契約したほうが得なのならそうしたいところだ。でも管理が大変になるのは目に見えてるし、もう10GBを足せば足りるのかという話にもなる。

ということで、今まではMVNEが異なる他の業者をいろいろ試していたのだが、今回は冒頭の選択肢を見直してみることにした。1のDocomo回線にこだわっていたが、裏を返せばau回線のほうが空いているのでは?変わったプランがあるのでは?ということだ。そこで出てきたのがこのプラン。

「UQ-mobile データ無制限プラン」

au系のSIMカードを使ったサービスで、500kbpsながらも容量無制限で1980円というものだ。SIMフリー端末ならこれでもいいかもと思い契約してみた。

UQ mobileエントリーパッケージ au対応SIMカード 音声通話 ナノ/マイクロSIM UQ mobileエントリーパッケージ au対応SIMカード 音声通話 ナノ/マイクロSIM

Uqmobile
売り上げランキング : 1213

Amazonで詳しく見る

このパッケージのコードを使うと公式サイトだと必要な3000円が1000円強で済むのでお勧め。

500kbpsで10GBを超えればこのプランのほうが得ということになるので皮算用。

10GB = 10000000kB / 500kbps = 62.5kB/s = 160000s = 2667 min = 44.44Hr

てな感じで、実際にどうかは分からないが、月に45時間以上通信し続けることで元が取れるということになる。

実際に速度はどうなのかということで、他サイトと同様に1週間ほど様子を見てみたが、驚くことに混んでいるというようすが一切ないような快適さである。auが混んでいるのが明確な時は確かに遅かったが、平日の昼間に測ってみたが、安定して500kbps近く出ていることが確認できた。

これはIIJなどDocomo系では考えられない。端末の選択肢が少ないのが根底にあると思われるが嬉しい誤算だ。逆にネット上では500kbps以上出るという情報も散見されるが、当方の環境では600kbps台が誤差で出る程度で、おおむね400kbps台後半をマークしている。安定性という意味ではトップクラスを誇っていると思う。速くもないが遅くもないという感じ。

ちなみに、3日間制限に関してであるが、結構無理して一日1GB以上使ってみているが、速度制限されている感じはない。そのうち規制されるかもしれないが、このペースであれば平日の通信だけでも月に20GB越えが可能かもしれない。まぁ、ネットを見続けることなんてないのでアップデートくらいの役にしかたたないが。

こんなSIMカードを生かすために使ってるのはAterm MR04LNだ。

NEC Aterm MR04LN 3B モバイルルーター (OCN モバイル ONE マイクロSIM付) クレードル付属【Amazon.co.jp 限定】 NEC Aterm MR04LN 3B モバイルルーター (OCN モバイル ONE マイクロSIM付) クレードル付属【Amazon.co.jp 限定】

NTTコミュニケーションズ
売り上げランキング : 199

Amazonで詳しく見る

モバイルルーターとしては優秀。SIMが2枚挿せるので、IIJとUQ-mobileの両刀使いも可能。クレードルを使うことでデスクトップPC用ルーターとしても使える。あまり持ち歩いている最中には使わないかもしれないが、以前のブログで書いたような音楽のストリーミング受信にも十分使える。

MR04LNと低速無制限SIMカードの組み合わせを試してはどうだろうか。お勧めです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました