PLAフィラメントの2年後。。。(耐久性?粗悪?)

本格的に3Dプリンタを実用で使い始めて2年が立つが、収納を片付けていたところ、ちょっとした事件が起こっていたのでご報告を。

しょうもないといえばしょうもないが、造形後にも同様の現象が起こりうるならば悲しい出来事なので。材料が安い方がいいに決まっているが、でも耐久性がなさすぎるのもどうかと・・・

できればメーカーの品質ということにしておきたいが果たして。。。。。

3Dプリンター用 フィラメント マテリアル PLA樹脂 材料 1Kg Makerbot / Reprap / UP Plus 3Dプリンター対応 1.75mm径!8色選択可!スプール寸法: 幅163mm、穴径33mm、厚み84mm (ブラック) 3Dプリンター用 フィラメント マテリアル PLA樹脂 材料 1Kg Makerbot / Reprap / UP Plus 3Dプリンター対応 1.75mm径!8色選択可!スプール寸法: 幅163mm、穴径33mm、厚み84mm (ブラック)

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まずは我が家のフィラメントの保存方法から。

PLAフィラメントは吸湿性が高いので、PLA,ABSともにしばらく使わなそうなものはコンテナの中に除湿剤とともに保存している。時期によってメーカーを変えてみたりしているので、各種の材質や色の数だけリールがあることに。できるだけ片っ端から使うようにはしているが、色や造形のし易さの関係でどうしても順番待ちが出てしまう。

また、数10kg単位で消費している立場から言わせてもらえば、同じメーカーの同じ材料を選択しているつもりでも、時期によって品質が異なることがあるように感じている。フィギュアなどが中心であればいいのだが、組み合わせて使ったりすることが多い我が家では、数か月前に出力したものと組み合わせるということもよくある。

実際そんな状況になったときに小さな色や光沢の違いはかなり気になる問題でもある。(艶消しっぽい黒や青みが買った黒など)季節による3Dプリンタの調子の問題で片付けられればいいのだが、明らかに造形後の色が異なる場合は組み合わせに応じて再造形なんて面倒な手間も発生するのだ。

逆に、ある程度品質が安定しているメーカーも存在するので、その品質に満足さえできればなんの問題ない格安フィラメントも存在する。メーカー製3Dプリンタには専用フィラメントしか食べてくれない機種も多く、逆に言えばそれだけ造形に対する出力がある程度保証されているという考え方もある。ただ、価格は非常に高くプリンタのインク商法のような状況ということもあるので初心者や大富豪にはお勧めできるが、ぶっちゃけ必要な時だけ造形サービスに頼んだ方が安上がりということにもなりかねない。

そんなことを考えても結局は値段なので、自分が実用に耐えうる範囲で値段的にも納得できるものを探すしかない。ということで、2年前に同様の気持ちでフィラメント漁り(?)をしているときに買ったフィラメントの一つに問題が発生したということだ。今回問題が起きたのはあるメーカーから買った当時ほとんど選択肢がなかったものの中の格安PLAフィラメント(黒)だ。当時は、黒が黒じゃないものも多かったので、どうしても黒がいい僕はとりあえず黒色で出てくるものを探しているときにこのフィラメントに出会った。(今はよくなっている可能性もあるので名指しはしない)

当時は「よく折れるフィラメントだな」と思っていた記憶がある。折れるというのはフィーダー手前で折れるという意味で、3Dプリンタをご存じない方のために書いておくと、3Dプリンタはリールに巻かれた材料となるPLAやABSのフィラメント(線状に成形された材料)をギアの力でエクストルーダー(材料を溶かしてノズルから射出するところ)に送り込むのだが、このギアの手前で何らかの負荷がかかり材料が折れてしまうことがある。この折れるという現象はフィラメントにある程度の柔軟性があれば通常では起きないはずなのだが、この材料に柔軟性がない、または柔軟性が失われることがあると3Dプリンタに送り込まれる前に折れて造形が途中で失敗に終わるということになる。送り込む方法にも3Dプリンタによって、エクストルーダーの直前から送り込む方法や本体側から送り込んでその距離をチューブで維持する方法などがあるのだが、どちらの方法にしても、リールから送りギア、エクストルーダーの間に距離があったり、曲げ半径に無理があると折れる可能性が高くなる。こんな状況に加え、2次元平面状をノズルが動くというプリンタの特性上、リールをどこかに保持していれば必ずエクストルーダーまでの距離が変化することになるので、移動方向や速度によっては多少無理な力がかかる状況もあるので、様々な形の3Dプリンタが存在するということでもある。

で、通常のフィラメントなら、この程度の力が加わったりしたくらいでは折れないのが普通だ。フィラメントは絶えず移動しエクストルーダーに移動していくものなので、フィラメントの同じ場所に常に負荷がかかるわけではないからだ。でも、この時の材料は違った。かなり折れやすいのだ。普通に考えれば、材料はリールに巻かれているのでリールの径くらいまでは曲げても問題ないはず(というか曲げられないと巻けないので)なのだが、子のフィラメント、伸ばせないのである(まっすぐにできない)。製造過程はよくわからないのだが、射出しながら巻くという過程を経ているならば、完全に冷却されていない状態で巻かれている可能性もあるということだ。

一度巻いたら取り出せないフィラメントなんてあるのかとも思ったのだが、うちの3Dプリンタの構造には耐えられないようで少し印刷しては折れるというような状況を繰り返していて、ぶっちゃけ小物にしか使えないものだった。こんな感じなのでとりあえずペンディングということで防湿箱の中に放置していた次第。

で、最近使い切ろうと中を整理したところ、例のフィラメントが出てきた。見て驚愕である。

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えぇぇ。。。なんかキモイ。

いろんなところに口が開いてる。というか折れてるし。

とりあえずキモいので捨てることにしてほどく努力をしてみると。

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ブッチブチ。一本の線だったとは思えないくらいのブチブチ感。メーカーはリールのラベルでお察しください。

乾燥のさせすぎかとも思ったが、同時期に購入した他メーカーのフィラメントは元気なのでそんなこともなさそう。

このフィラメントを使った造形品が何だったかなんて記憶すらしていないが、造形後のものにどの程度同じような現象が発生しているかは未知。

ちなみに直射日光に当てていたわけでもないので、原因は気温、湿度、品質のどれかだとは思うが如何に。

そういえば最近安く売ってる木材っぽいフィラメントが気になってるけど買ってみようかな。

サインスマート 3Dプリンター用 新種類 木材仕様 木質 フィラメント 1kg Makerbot / Reprap 3Dプリンター対応 スプール寸法: 幅20cm、穴径(1.75mmは3.5cm、3mmは5.5cm)、厚み6cm シルバー 1.75mm 淡褐色 サインスマート 3Dプリンター用 新種類 木材仕様 木質 フィラメント 1kg Makerbot / Reprap 3Dプリンター対応 スプール寸法: 幅20cm、穴径(1.75mmは3.5cm、3mmは5.5cm)、厚み6cm シルバー 1.75mm 淡褐色

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