携帯を機種変更することにした

スマホが死ぬほど好きというわけではないが、ガジェットとしては興味が湧くデバイスだ。

最近流行りのMVNOも含め、何回線持ってるんだというくらいスマホやタブレットを持っているが、メインのスマホを何にするかにいつも迷う。おいそれと変更できないのが悩みの種だ。

今までは電池持ちがそれなりにいいという理由でiPhone5を騙し騙し使い続けていたが、突然の再起動やモッサリ感に嫌気が差したのでやっと機種変更することにした。

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とはいっても今回は使い続けてきたiPhoneを選ばなかった。その理由を含め事の顛末を書いてみる。

大手キャリアを使い続ける理由

そもそも一般的な感覚からすると使い続ける理由を釈明する意味が分からないと思うのでこれだけは伝えておきたい。

「普通の使い方をしているだけなら大手キャリアで契約し続けるのは明らかに損」だ。

MVNOを使ってみてどうだとかこうだとかケチをつけている人間はどこに行ってもYoutubeしか見ないような人や僕らのようなヘビーユーザーであって、「人より使ってるかな?」と漠然と思ってるような人は大半が月に1GBも使っていないライトユーザーだ。使う人は月のパケット使用量を気にしている。気にしてないということは使ってないということになる。

MVNOは「一般的な使用法では何ら支障はない」。これは断言しておく。僕自身がたまに困ると思うのはLINE等のアプリにかかわる年齢認証の部分だけ。自分には関係ないと思う人はぜひMVNO系に乗り換える検討をしてほしい。今スマホなら少なくとも月額の料金が半額以下になる。

docomo系のSIMフリー端末であればIIJ、au系のSIMフリー端末ならUQ mobile、どっちでも選べるmineo辺りが無難な選択肢か。

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話を戻して、僕は大学の頃から使い続けているSoftbank(当時Vodafone)をメインの回線として使用している。

理由は@c.vodafone.ne.jpを使い続けたいから

これだけである。キャリアメールなんていらないと人には言いながらも、銀行や証券会社など未だにキャリアメールの登録を必要とするサービスはいくつかある。プロバイダメールやgmailなどのフリーメールでは代替できないものだ。これだけのために高い通信料金を払い続けている。間違いなく自覚症状はあるが経費ということで納得するようにしている。

あと、気安く解約、新規契約で電話番号、メアド変更通知をばら撒く輩にはなりたくないというのもある。

ぶっちゃけ、縛られているのはこれだけなので、メアドが何とかなればすぐにでもやめたいという感じ。

iPhoneを使うメリット、デメリット

Apple製品をdisるつもりはないし、所有感が満たされるのもわかってはいる。購入直後はいわゆるヌルサクで使っていて気持ちがいいのも知ってる。エンジニア視点でいいと思うのは以下の点。

・インターフェースの統一感。他人に教える、教わるなどコミュニケーションがとりやすい

・「購入直後は」最高のエクスペリエンスを与えてくれる

・「2年は」追加投資なしで戦える

毎回、何かしらの機能的な先進感を感じさせてくれる

・海外などでは優越感を感じられる(まだ買えないような国も多い)

でも、客観的に見るとこんな点もある。自分の中で最近嫌になった順で。

・なんだかんだでAppleのサービスはほとんど使わずGoogleのサービスに依存している自分がいる

・自分も含め”日本人だけ”みんな持ってる。というかカブってる。

・使い勝手を一向に改善しようとしないiTunesと、それを逆手にとって金を取ろうとするiCloudが気持ち悪い。

・購入直後は気持ちいいが、アップデートで確実にゴミ感が増していき3年使うと堪えられなくなる。

こんな感じ。良く例に上がる「iPhoneは高い」は買わない人のただの思い込みだ。10万近くするスマホは他にもあるし、8万だったら無名のスマホにポンと払えるのかという話になる。少なくとも購入直後のiPhoneにはそれなりの価値があると僕は思う。

キャリアでiPhoneを使うなら最低でも16GBモデルを実質無料で使う運用をするべきだと思う。ただでさえ高い通信料金を払いながら、2年縛られ続けて、さらに差額を支払うなんてただのMでしかない。買うならSIMフリー版を買って2年以内に中古買取に出すような運用をしたほうが確実にお得なのだから。

※ただし、2年を超えると話は別で、大手キャリアは「下取り」と称して市場価格よりも高めの買取価格を設定している場合がある。docomo以外のSIMロック付スマホは大して値が付かないので有効。

スマホの中でもiPhoneは最初は価格が高く感じる気もするが、中古市場でも人気が高いので、買取に出せばそこそこ戻ってくる端末でもある。高いからといって避ける端末ではないと思う。ただし、それは傷を付けずに最後まで持てた場合。落としたりなんかしたら価値は0である。

プランの選択

通話し放題プランが必要な場合は基本料が跳ね上がるのでここでは割愛。

電話として使えて、ネット閲覧が主という場合は、”ホワイトプラン”or”標準プラン”+”パケットし放題フラット for 4G LTE” という組み合わせが王道で、昔から使っている人はこのプランで契約しているはず。パケット料金という点ではどちらのプランも大差ない。ただし、ここで重要なのはスマ放題ではテザリングを含んでいる料金体系なのに対し、”パケットし放題フラット for 4G LTE “ではテザリングが”テザリングオプション”というオプション扱いなことだ。但し書きにこうある。

テザリングオプション 500円/月 ご加入から2年間無料※2

※2テザリングオプションに加入いただくことで、通信速度低速化までのデータ量が500MB追加となります(月額使用料無料期間は追加なし)。

実はこの500円が大きく、テザリングを必要とする人は“パケットし放題フラット for 4G LTE”の場合、2年以内であれば7GBで5700円、2年を超えると7.5GBで6200円という料金になる。2年を超えた時点からは500円で500MBの通信量を買っているだけという計算。これに対し、現時点で契約することができるスマ放題では”データ定額パック・標準(8) 6,700円”なのでこれでも従来のプランのほうがパケット単価では安いということに。電話し放題に魅力がないのであれば、この旧プランを今後も辞めずに継続するべきということになる。

機種変更のきっかけ

安い契約に乗り換えられればそれが理想だが、現状ではそんなことはあり得ない。機種変更は損するシステムなのだ。となると、自分の出費が最小限で済む方法を模索することになる。

・iPhone最下位機種もしくは旧機種の実質0円に付き合う

 - タイミングが良ければおいしいこともある。即買取に出して原資を通信費で取り返す感じだ。ただ、売値も高いわけではないし、売ってしまえば手元に何も残らないのでSIMフリースマホなどを別途用意する必要がある。

・意図が読めない不思議なキャンペーンを利用する

 - 今回はこれだ。NEXUS 6Pへの機種変更が実質0円という売り方。発売間もない機種のため、高くはないが売ろうと思えば売れる。さらに、すでにゴミになりかけているiPhoneの下取りで月月割が増額されるので維持にはもってこいのタイミングだ。しかも年内ならNexus playerがおまけでついてくるので、購入時点でのSIMロック有無にこだわりがなければGooglePlayストアで買うよりもお得感がある。

で、結局。。。

Nexus6Pの64GBにiPhone5の下取り付きで機種変更することにした。また2年間継続して7000円近く払うことになるがこれも経費だ。SIMフリーのスマホがゴロゴロしているのでいつ壊れても替えが利くという安心感が背中を押した。機種変更せずにそのまま使い続けると8000円強払い続けることになるのでそういう意味では多少マシになったという感じ。次にiPhoneを買うことがあればSIMフリー版をAppleストアでという感じなんだろうな。

とりあえずいつものケースと保護ガラスを購入。

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レビューというレビューは他サイトに任せるとして、個人的所感。

機種変更だけどUSIMは新しいのがついてくる。SoftbankのSIMの意味ねーじゃん仕様は健在。

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パッケージには本体、USB Type-C – USB Type-C ケーブル(長)、USB Type-C – USB TypeA(短)、Type-C接続のUSB-ACアダプタが付属。保護フィルムは貼ってないので自分で用意する必要あり。

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今回もNexus5のときと同様にSpigenのカバーにすることにした。ヘッドホン部、USB部ともに座繰りが大きいので干渉はしなさそう。

従来品は加水分解するような素材だったが今回は大丈夫そう。

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書くこともないので、とりあえず手持ちのスマホと比較を。左が5.5インチのZenfone2、右がNexus6P。ぶっちゃけインチサイズ程の差は感じないというか横幅はほぼ一緒。長さ方向が5mm程度長くなっただけという印象。ただ、Zenfone2が3万円ほどの機種に対し、6Pは高級機種に入る機種なので薄さや見た目の高級感は断然6Pのほうが上。

個人的にはZenfone2にはまだAndroid6.0が来ていないのでちょっとうれしいという気持ちと、TouchID並みに指紋でロック解除ができるという利便性は感じている。スピーカーも上下に内蔵されているため、全画面表示時にはいい感じでステレオ感が感じられる。(右が若干小さい気もするが)

Galaxy note以来のAMOLEDなので、画面の青さ加減があまり好きにもなれないが、ちょっとイレギュラーなボタン配置のZenfone2に比べ、「まぁこのあたりだよね」という位置にボタンがあるのに好感が持てる。少なくともHuaweiだから。。。という先入観は捨てたほうがいいと思えるくらい完成度の高い機種だ。

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まとめ

写真やメール、スケジュールなどほぼすべてをgoogleに依存する生活を始めて数年が経つが、このあたりに関して全く積極性が感じられないAppleにはちょっと幻滅気味。高い金を出して本体を買っているのだから、ソフトウェアやサービスを含めたトータルでの満足感を上げる努力をしていかないと正直ついていく気がしない。Appストアの優位性もなくなりつつある中で、今後もAppleとしてブルジョアや情報弱者を相手にプレミア感だけで商売を続けられるかどうか・・・・個人的には心配だ。

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