我が家には壁掛け時計がない。時間を見ることができるデバイスは腐るほどあるが、やはりパッと見で時間を知ることができることは重要だ。
なので、かなり昔だが、秋月のドットマトリクスLEDを使って時計を作ったものを使っていた。(おとなしく買えよって話だが)
昨年、その時計を代替可能なクールなガジェットがクラウドファンディングに登場したので投資した次第。
一年近くかかったので忘れかけていたが、出来はかなりいいのでここでオススメしたい。
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大きな フリップクロック 壁掛け・置時計兼用タイプ パタパタ時計 sansanya |
オススメしたいそのガジェットとは”LaMetric”だ。
これは、内部にカラードットマトリクスLED,無線LAN,Bluetoothを内蔵したガジェットで、スマホと連携させることで様々な情報を表示することができるものだ。
アプリは、自前でスクリプトを書ければ開発環境すら必要ない。ウェブ上で簡単にアプリを作成することができる。
包装だが、ダンボールのパッケージに、本体、給電用USBケーブル、USB-ACアダプタが入っている(バッテリー内蔵モデルもある)
本体上面には左右選択ボタンと決定ボタンの3つのボタン、左面にはボリューム調整用ボタン、右面に電源ボタンがある。背面にはUSB給電コネクタとオーディージャック。
本体正面上部に照度センサらしきものがついており、部屋の明るさに応じてLEDがディマー制御される。
電源を入れ、スマホで無線LANの設定を行うと、LaMetric本体が自宅内の無線LAN APに接続し、自動的に時刻を表示する。
下の写真のように、週表示やアイコン表示(アイコンは選択出来るだけで通知などの意味はもたせられないみたい)が始まる。
現時点で数種類のアプリが利用可能で、メール通知やいいね表示、天気など様々な情報が表示できる。また、前述のとおり、自分でクリプトを書けば、ほしい情報をサーバーから引っ張ってくることもできる。(本体側で簡単にパースできれば良いのだが、あくまでもサーバー側で情報を成形する必要がありそう)
通知にはアイコン+テキスト、グラフなどが使え、自動表示のインジケーターアプリと、ボタンを利用したボタンアプリがある。
まぁ残念なことといえば、言語的にアルファベットだけしか表示できないことくらい。アイコンはスマホアプリ内で自由に書くことができる。アニメーションGIFのように50コマのアニメーションも作成することが可能なようだ。
例えばニュース(CNN)アプリだとこんな感じ。
テキストは電車の電光掲示板のように右から左にスクロールする。
あと、期待してなかったのに感動したのがBluetoothスピーカー機能。
頒布しているVolumioキットの欠点として、Androidのアプリから直接音声をリモートで出力する機能がないことがあげられるので、(iPhoneはAirPlayできる)この補完機としてはうまく使える。
ペアリング時にボタンを押す必要もないので、手軽に音楽を聞くことができる。
とまぁ、ここ最近買ったデバイスの中では質感も良く、大きな不満点もない良いガジェットだと思う。
ただ、大きな不満点がないということは小さな不満点はあるわけで、そのあたりにもちょっと触れておく。
1. ドットマトリクスを自由に使える部分はアイコン部のみ。アプリ単位でしか意味を持たせることが出来なさそう
アプリの中で、通知の変化をアイコンで表示するということは出来なさそう。あくまでもアプリを表現するためのアイコン。表示できる情報はテキストのみしかもアルファベットだけなのでかなり低次元。
2. 普段は時計。それ以外にもアプリの情報をちょっとづつというような設定の仕方がわからない。スマホで呼べば表示が逐一変化するのだが、だったらスマホで見るわ!ってことになる。
ただ、Newsアプリを入れてからは、時計の合間にニュースが表示されているので、そういう優先順位みたいなものも設定できるのかもしれない。(サーバー側の情報更新時に表示?)
3. ここ一週間放置してたらLEDがブラックアウトしてた。(もしかしたらふりーず?)そういうことがあると時計としては致命的なので悲しい。しばらく様子見。
4. NTP基準で時刻が合ってしまうので、意図的に5分早めるというようなことが出来ない。
ぐぅたら生活者にとっては致命的だ(苦笑)アップデートで追加してくれると良いなと期待してる。
こんな感じで、とりあえず自作の時計はお役御免という感じ。見た目もかなりかっこ良くなったのでインテリアとしてもいい感じだ。
時計横のワンポイントアイコンを季節に合わせて変えるだけでも楽しい。
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