実家で使っていたHDDがぶっ飛んだ。当然中身も帰ってこない。
起こってしまったものはしょうがないが、また同じことを繰り返すのも馬鹿らしい。
そんなことで、分かる人には当たり前の話だが、ちょっとした工夫でお金をかけずに信頼性を上げる方法を紹介。
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BUFFALO USB3.0 外付けハードディスク PC/家電対応 3TB HD-LC3.0U3/N [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)] バッファロー |
よくある外付けHDD。今だったら3TBで大体1万円くらいかな?PCにのストレージが少ない時に最初に買おうと思うのはこの手の外付けHDDだと思う。
うちではこんな容量では足りないのでNASを数台設置しているのだが、普通の家庭なら3TBもあれば、写真やビデオなどは1台あればだいたい保存することができるはず。値段だけでみれば確かに魅力的だし、持ち運びも簡単なので買ってしまうのもわかる。
ただ、注意して欲しいのはHDDの信頼性と冗長性だ。中に保存するのは二度と手に入らない思い出の写真や動画、または有料で購入した音楽などでプライスレスなものばかり。1台のHDDに保存しただけでは、もし落として壊れたりした時に怒りの矛先をどこに向けていいのやら。。。。。もっと言えば、HDDは消耗品。いつかは必ず壊れるし、もしかしたら買って次の日に壊れるかもわからない精密機器だ。
これだけのリスクに対して万全な対応をとろうと思うと、ファイルサーバーやNASなど他のもっとお金がかかる対策を取る必要があるのだが、実はもうちょっと簡単にリスクを減らす方法がある。
それはHDDを信頼性の高い(と思われる)ものと交換すること。
まず前提として、よくある外付けHDDの中にはこんな感じのものが入っている。
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WD 内蔵HDD Green 3TB 3.5inch SATA3.0(SATA 6 Gb/s) 64MB Intellipower 2年保証 WD30EZRX-1TBP Western Digital |
まぁ、HDDってものはこういうものだと思って欲しい。ここで問題なのは、各メーカーは外付けHDDという体で製品を売る関係上、価格を下げるために中に入っているHDDのクオリティーを犠牲にしがちなこと。
実際にはウエスタンデジタル製のHDDだと、グリーンというグレードのHDDが内蔵されていることが多い。このHDDは非常に壊れやすく(メーカーには申し訳ないですが)、僕自信も相当の台数が壊れてデータを失っている。
じゃあ、逆に壊れないHDDなんてあるのかという話になるのだが、”壊れにくい”設計のHDDは存在するのだ。実際には壊れるのは変わらない。でも、壊れる確率が減ることは間違いないので、多少はリスク回避になるのではないかということだ。
じゃあやってみようということで、壊れた外付けHDDを取り出してみる。(メーカーさんごめんなさい)
とりあえず開けてみる。最近のHDDはコスト削減のためか、ケースに金属すら使ってないのでネジすらない。
全てツメで止まっているため半分くらい折れた。開けることは全く想定していないらしい。
中を取り出したらこんな感じ。案の定安物のHDDが入ってる。しかも壊れてるし。
最近のHDDはSATA一択なので、他で買ってきたHDDと取り替えることでケースはそのまま使うことができる。
今回はウエスタンデジタル製でもNAS用モデルのレッドをチョイス。ちょっと高いけど背に腹は代えられない。NASなどのアーカイブ用途なのでちょっと速度は遅いが低消費電力、保存用途には問題ない。
容量も元と同じ要領である必要はなく自由に変えられるので、好きな容量のHDDを買おう。
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WD 内蔵HDD Red 3TB 3.5inch SATA3.0 64MB IntelliPower WD30EFRX Western Digital |
このHDDを元の場所に戻し、ネジなどを元通りにして閉める。それだけ。
まぁ、こんな感じで大した作業ではないのだが、これだけの努力でケースを使い回すことが出来る。もし壊れた時にはケース付きの外付けHDDを買うお金でちょっと高いHDDを購入して換装することで信頼性をちょっとだけ上げることができるかも。
※1台だけに保存しておくといつかは絶対消えるので、できれば2台以上に分散して保存することを推奨。
※よくある勘違いだが、1台のHDDにパーティションを切って(Cドライブ、Dドライブなど)2箇所に保存しても、保存しているHDDは1台なので壊れるときは同時だ。物理的に2台以上に分けて保存して欲しい。
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