もう買うことはなかろうと思っていたインスタントフィルム系カメラに手を出してしまった。(カメラではないのかもしれない)
割高なのは承知の上だが、使い方も意外と考えられていて面白い使い方ができることも見えてきたのでちょっと紹介。
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FUJIFILM スマートフォン用プリンター “スマホdeチェキ” instax SHARE SP-1 Not Machine Specific 富士フイルム |
今回は旅行に行くので、ついでに面白いものを買ってみようということになり、普通によくあるインスタントカメラを買うつもりでいたのだが。
いろいろ見ているうちに気になるジャンルを見つけてしまった。「モバイルプリンター系ガジェット」だ。この手の商品には大きく分けて2種類あり、
- 通常のプリンタを小さくしたもの(インクジェットやインクリボンを使ったような方式)
- 写真と同じように専用フィルムに現像によって印刷する方式
がある。1のプリンタなら印刷出来て当たり前なのだが、最近は白黒専用でレシートのようにメモ書きを印刷することができるようなもの、例えば、
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LG Electronics Japan社製 ポータブルモバイルプリンター Pocket Photo ホワイト&シルバー PD233 LG Electronics Japan |
こういう商品だ。汎用性は高そうなので面白いことは面白いのだが、どうしても専用紙(とセットになったインク・トナーカートリッジ)の供給に不安が出てくる。5年後にちゃんと供給されているかどうかといったところ。
そういう点で迷いはなかった。チェキのインスタントフィルムを用いたものであれば安心して買うことができる。結婚式の受付などでほぼ必ずと言っていいほど見るこのシリーズはガジェットとしては鉄板で、当分使えることが保証されていると言ってもいい。
ということで迷わず購入。
まぁただのプリンタという体。印刷に使うのはチェキ専用の紙(フィルム)だ。枚数によって多少値段は違うが、だいたい一枚につき50〜60円ほどなので、バカみたいには高くない。プリンタと違って本体側の消耗部品が少ないので安心して使い続けることができる。
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FUJIFILM インスタントカメラ チェキ用フィルム 20枚入 INSTAX MINI WW 2 Not Machine Specific 富士フイルム |
ものとしてはこんな感じ。立てて使うのか横置きで使うのかはユーザに委ねられているようなロゴ印刷。
フィルム排出口脇に電源ボタン。バッテリ残量とフィルム残枚数表示用LED、印刷中を示すLEDが付いている。
本体脇に再印刷ボタンとDC電源接続用ジャック。バッテリーはCR2なので利用はモバイル時にとどめておかないと電池代が高く付く。
逆にこのDCジャックを使えば有線ではあるがバッテリを消費せずに済む。
ちなみにこのDCジャックはPSPの充電ケーブルと同じ電圧、同じ径なので、うまく行けば100均でUSB変換ケーブルを調達することが可能。
ネットで買うならこんなケーブルがいい。このケーブルさえ手に入れられればスマホ用の充電器やモバイルバッテリー、ノートPCの電源を拝借することができる。
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カモン 【(COMON)製】USB(A)←→DCジャック(直角/外径:4.0φ/内径:1.7φ)/黒/1.2m【DC-4017A】 COMON |
この機械はスマホと無線LAN接続して印刷する方式なので、印刷には専用アプリを使う。アプリでは簡単な写真加工ができるのだが、例えばこんなフレームがある。
これを印刷してみるとこんな感じ。日付や天気、気温など、写真を取った瞬間の位置情報からインデックスを写し込んでくれる。意外と面白い。
実物を見ているとなんかこういうカラーの電子ペーパーに表示されているのかなと錯覚するような感じでちょっと未来を感じる。
まぁ、こんな感じでスマホの写真を印刷出来るだけといえばそれだけなのだが、逆に言うとスマホで写真として扱える画像であればCGでもイラストでもカラー印刷が可能ということでもある。ある意味インスタントカメラ以上の汎用性があり、いろんなことに使ってみようかなと思わせる付加価値をアプリで実現している。値段は2万円弱と安くはないが、その場で焼き増し感覚で印刷できる手軽さには十分な価値がある。話のネタにはもってこいだと思う。
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