AWA + 格安SIM = 格安ストリーミングミュージックプレーヤー

まぁ読んで字の如しだけど、ここ数カ月使ってみて、実はすげー革命的なことなんじゃないかと思ったので記載。

組み合わせとかもいろいろ試したので参考なれば。

IIJ IIJmio SIM ウェルカムパック microSIM 版 <開通期限2016年3月31日まで> IM-B054
IIJ IIJmio SIM ウェルカムパック microSIM 版 <開通期限2016年3月31日まで> IM-B054

まず、この組み合わせについてメリットを感じる人と感じない人がいると思うのでどういう人にメリットがあるかということ。

1. AndroidもしくはiPhone系のSIMフリー端末、もしくはDocomoで使っていたスマホが手元に余っている

2. 新しい音楽を同期やリッピングの手間なしに聞きたい。しかもお金はあまりかけたくない

3. 音質はそこそこ聞けるレベルなら二の次だ

4. オマケでタブレットとかでもネットが使えるとうれしい

こんな感じの人にはお勧めできると思う。ただ、これだけの話ならわざわざ細かいことを書く必要もないので、うまく使える組み合わせを書いてみようと思う。

なんだかセコい方法にも見えるが、逆に考えると消費する帯域が時間に対し一定という点を逆手にとってしまえば専用機で完全な定額性が実現できるのでむしろ贅沢な使い方といってもいいのかもしれない。

組み合わせの中で重要なサービス選択について

A. パケット通信量抑制のために”AWA”を使う

今回の組み合わせで重要なのはAWAを使うことだ。実はLine musicでもいいのだが、曲数が少ないのに積極的に選ぶこともなかろうと今回は見送り。AWAは洋楽、邦楽ともにバランスが取れていていいと思う。Apple musicについてはAndroid対応がまだなのでまたそのうちに。

AWAを選ぶ理由は聞きたい曲があるかどうかということが一番なのだが、それ以上に重要なのが音質の設定になる。ビットレートに64kbpsが選べるかどうかということ。数値的的には128kbpsでもいけそうな気がするが、プロトコルのオーバーヘッドなども考慮するとこのあたりがいいとこだろうと思う。64kbpsであれば1時間聞いても50MBいかないくらい。通勤片道1時間聞いたとしても1日100MB以下で収まることになる。これが大事。

B. MVNOのSIMを活用する

ここまでは普通のMVNO SIMの使い方と同じだ。MVNOのSIMは月間パケット使用量に応じて様々なプランがあるため、どれだけの容量を使うのかや払える費用の上限によって決まる。少なくとも、今回の作戦では音楽のストリーミングだけで1日100MBを目安にするので100MB×20~30日=2~3GB程度を目安に検討するといい。ネットにも使いたいならこの容量に加えて必要な容量があるプランを探してほしい。速度、容量、価格などで特徴的な会社を上げると(順番はおすすめの順ではないです)

NifMo : 新参なので値段は他社並みで速いと評判。SIMの追加や他社と比べてオプションが少ない

NIFTY NifMo データ通信専用SIMお申し込みパッケージ(SIM後日お届け) 月額900円(税抜)~
NIFTY NifMo データ通信専用SIMお申し込みパッケージ(SIM後日お届け) 月額900円(税抜)~

b-mobile : 5段階定額のおかわりSIM(1GB500円~5GB1500円)使う量が一定でない人は安くつくことがあるかも

日本通信 b-mobile おかわりSIM 5段階定額 (マイクロ) [BM-OSDM]
日本通信 b-mobile おかわりSIM 5段階定額 (マイクロ) [BM-OSDM]

IIJmio(Bic SIM) : IIJと聞けばIT系の人なら即決かも。業界を牽引してきたベテラン。SIM3枚で10GBをシェアするファミリープランが魅力

IIJ BIC SIMウェルカムパック SMS非対応 マイクロSIM 【ビックカメラグループオリジナル】
IIJ BIC SIMウェルカムパック SMS非対応 マイクロSIM 【ビックカメラグループオリジナル】

DMM mobile : IIJと同一サービスながらちょっと安いというベンチャー系。信頼性を取るか最安値を取るか。容量もかなり細かく刻んでいるので予算には合わせやすい。ただ15GB以上を契約するなら10GBを2回線契約したほうが安い

C. MVNO 定額無制限プラン or SIMの低速モード枠を活用する

ただでさえそこまで豊富ではないパケットをストリーミングで食いつぶされると気が気じゃない。精神的にもよろしくないので、パケットを気にしなくてすむ方法をご提案。

MVNOの中には2000円以上払うことになるが、定額無制限プランを用意している業者がある。これはすなわち速くもないが遅くもならないという微妙なプランではあるのだが、自分が使うサービスのストリーミングの帯域を賄えるのであれば選ばない手はないということになる。逆にいえばそれだけのために2000円が払えるような人かそれ以外の時間に他の目的で元が取れるような人限定ということになる。

次に、今回推したいのは、IIJ系MVNOが始めたクーポンスイッチをうまく使う方法だ。IIJ,DMMや楽天モバイルで実装されている機能で、LTEの高速モードをオフにすることで月の決められた通信量以外は200kbpsで通信できる(この通信量は使用量にカウントされないが、3日あたり366MBで制限がかかる)というもの。

普通に考えればデータ通信の節約モードで我慢しながら使うものなのだが、この中に納まる通信であればそもそも通信量は必要ないということになる(最安プランでも問題ない)。前述のストリーミングであれば3GB程度あれば十分なので、1000円払えば十分使えるということになる。

c. MVNO SIMの低速モード枠を安価に活用するためにメインのSIMのおまけを使う

さらに深く考えて、3日あたり366MBで制限がかかるのならば、1日100MBまでなら200kbpsがタダで使えるじゃないかという発想が出てくる。ここから導き出されたのが”AWA”の64kbpsモードなのだが、このSIMにすら金を払うのがもったいないときは以下の方法で。今回はIIJのみ確認。

上記MVNOの中でIIJ系の業者(IIJ,DMMmobileなど)にはシェアプランが存在する。これは1つの契約に対して複数のSIMカードを紐づけることでパケット使用量をシェアできるというもの。通常は家族で使ったり、タブレット、PCなどに刺して使ったりという方法を想定しているものだ。基本的には初期費用3000円にSIMカード1枚追加につき2000円の手数料がかかると明記されている

いろいろ契約していて気づいたのだが、ミニマム/ライトスタートプランはもともと1枚なので、ここからファミリーシェアにプラン変更する場合は枚数にかかわらず2000円、ファミリーシェアプランにSIMカードを追加する場合は1枚2000円、驚くべきは加入時、MNP時の同時追加は無料というところだ。これはひん曲がった見方をすると10GBのSIMカードを手に入れると同時に、1日100MBまで無料で使えるSIMカードが最大2枚同時に手に入るということになる。

以上の方法で手に入るSIMカードを”AWA”などのアプリを入れた音楽専用のAndroid/iPhoneに差し込むことで、毎日2時間は音楽が聞き放題の環境が実現できる。これを”AWA”のLitePlanと組み合わせれば900円+360円なので、今年3月までサービスしていたMusicUnlimitedの月額1400円のサービス料よりも安い。今回の1260円には通信料が含まれているので、人によっては車に常駐させる人もいるかもしれないというくらいの環境だ。

現状ではビットレートに満足できない人もいるかもしれないが、128kbpsでも使えるようになってくると一昔前の音楽配信サービスと変わらなくなってくる。外出時、車内などの暇つぶし用途として考えてみてはどうでしょうか?

AWA

Apple Music

LINE MUSIC

プラン

Lite
Plan

Premium
Plan

Apple
Music

ベーシック
プラン

プレミアム
プラン

対応デバイス

iOS
Android
タブレット、PC対応予定

iOS
Android
Apple TV
Mac
Windows

iOS
Android
※PC対応予定

プレイリスト作成

オフライン再生

☓ (今後対応予定)

ビットレート

64kbps
96kbps
128kbps
320kbps(Wi-Fi接続時のみ)

256kbps

自動判定?

自動判定
64kbps
192kbps
320kbps

料金

(月額)

360円

1,080円

980円

30日間500円

20時間まで

30日間1,000円

時間無制限

コメント

タイトルとURLをコピーしました