TMPGEnc Video Mastering Works6 + NVENCが意外と使える

昨日書いたグラボ換装ネタの続き。

グラボ換装の動機がmpeg4エンコードだってのがそもそも間違っている気がするけど、実際に使い始めたら思ったより画質が悪くなかったのでちょっと感動してる。躓いたところと組み合わせについてちょっと紹介。動画をエンコードすることなんて一般的じゃない気もするけど、昔のDVカメラのMPEG2とかって容量でかいからスマホやタブレットで見る機会がなかったんだよね。

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Windows

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今回の目的は、ちゃんとした動画編集環境の導入とエンコード作業の効率化だ。

うちにはAdobe Premiereの古いのしかなかったんだけど、ちょっと前からSOURCENEXTでSONY VegasPro12EDITを投げ売りしてるのを買ったので2K AVCHDの編集くらいはできるようになったんだけど、UIの使いづらさがあったり、MPEGのエンコードとかソフトだけでは解決出来ない問題もあったりして、費用を抑えてなんとかしたいと思ってた。

TMPGencもスマートレンダリングができるMpegEditorは使ってたんだけど機能が限定的なのでどうしようかなと思ってたらVideoMasteringWorks6が出るという噂を聞きつけて優待版を衝動買い。まぁこのソフトのせいでグラボを買い換えることになったといっても過言ではない。ソフトがNVENCサポートというマニアックなところに興味が湧いてしまったわけだ。QSVでも良かったと思うが。

で、画質云々については他サイトに任せるとして、画像処理屋としての率直な感想を。今回購入したグラボは750TI搭載というミドルレンジのものだが、NVENCを利用した1パスエンコードを利用することで、H.264のエンコード時間は動画再生時間の約半分になる。肝心の画質はCPUによるエンコードと比較すると若干荒い気もするが、画面全体が大きく動くシーンや粒子状のものがきらめくようなシーンでノイズを感じる程度。CUDAが流行り始めた頃のGPUエンコード画質と比べればかなりマシな印象。何より今までは動画の再生時間×3くらいエンコードにCPUを専有されていたのに比べ、NVENC時はCPU利用率が20%弱と他の作業を並行してできるレベル。これはかなり大きい。PCの利用が妨げられずにエンコードはサクサク、動画ファイルサイズが約半分になるのでやらない理由がないって感じ。

音声、映像の同期に時間がかかる問題

最初はNVENCを使ってエンコードしたファイルがまともに再生できず、シーク間隔以上音と映像が乱れる現象が発生していたが、GeForceのドライバをダウングレードしたら解消した。347.09→340.52

TVMW6を使う分には設定も非常に簡単。エンコーダーをNVENCにするだけ。CBRだとCPUエンコードに比べて汚い気がするので今はVBRで様子見

TVMW6_1.jpg

GOPのフレーム数は標準が250フレーム。8秒単位くらいでしかシークできないのも気持ちが悪いので30フレームに変更。容量はちょっと増える。

TVMW6_2.jpg

結構簡単、かつ高速にエンコードできるのでおすすめ。

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