HDDインダッシュナビにYahoo!カーナビアプリで勝負を挑んでみた結果、、、(その1)

 今のクルマに乗り始めて7年ほど経つのだが、全然老朽化の気配がない。というか正直なところ買い換えてまで欲しいクルマがない。そんな僕がクルマには困っていないがクルマに乗っている時に困るある問題について考えてみる。すでに答え書いてあるけど。。。でも宝くじでも当たればこんなのも使ってみたい。

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 税制が変わって負担が増えるとか、燃費が格段に良いくせに安いとか。壊れてしまえば踏ん切りがつくのだが、普通に動く以上、それ相応の理由がないとクルマを買い換える気がしないほどクルマに乗らない生活になってしまった。こんな状況で唯一問題が起こっていることがある。それはナビゲーションの老朽化、正確にいえばナビ内蔵の地図の老朽化だ。

 そんなナビ自体もかなりの進化を遂げている。CD-ROM、DVD-ROM、HDD、SSD、SDなど地図を記憶する媒体の容量は格段に増え、表示は2Dから3Dに。交差点の表示などもリッチな画像で表示されるようになり、次にどの方向に行けばいいかがひと目でわかるほど便利になった。ただ、この方式には大きな欠点がある。新しく出来た道、高速道路。無くなったガソリンスタンドやコンビニ。これらの情報は購入時に記憶された地図には存在しないものなので案内や予測時間が不正確だったり、もっと早く付ける場所に遠回りすることになったり。気づかなければ幸せなのだが、その事実に気づいた時には買い換えたくなる衝動になられる。

 古いカーナビの地図を更新する方法といえば、従来ならバージョンが新しい地図が入ったメディアを購入し、交換することで解消できたし、HDDナビでもパソコンにつないでバージョンアップしたりUSBメモリを介してアップデートすることも出来る。最近は3G通信を使ってオンラインアップデートすることも出来る。でもこれらの方法の大きな問題点。それは更新にかかる費用だ。最近では購入時から2年間は無償アップデートなどのサービスがあるメーカーもあるが、結局長い間使っていこうと思うとどんな方法でも月額費用、年間費用、または通信費が必要になってくる。新しい物を使うためにお金がかかるのは当然のことなのだが、最近はパソコンやスマホではタダで最新の地図が見られるし、そもそも2年くらいしか最新の状態で使えないものに初期費用として20万近い費用を払うことに納得がいかないのだ。まぁ毎日使うような人にとっては価格以上のメリットもありそうだが。

 ってことで、オーディオとしては今でも現役のインダッシュHDDナビはそのまま使うとして、ナビアプリがカーナビとしてどこまでまともに使えるのか。どこに長所や欠点があるのかについて考えてみる。ここでは自分なりに行き着いた結論についても紹介したい。まずは方針から通信手段まで。

1.方針

a.コストは最小限(インダッシュカーナビ購入金額以下。最安価格帯は5万くらい)

b.どうせお金がかかるならナビ以外にもいろんなことに使いたい。

c.あわよくば手元にあるデバイスを使いまわして費用を抑えたい。

d.地図はできるだけ最新のものを使いたい。

e.VICSは重要。渋滞情報は考慮してルート検索して欲しい

こんな感じ。当然ながらスマホ、タブレットを利用したカーナビアプリが候補に上がることになる。

2.使用機器

a. 端末 iOS、Androidなどのスマホ、タブレット(何らかの方法で3G/LTE通信が可能なデバイス、詳しくは後述)

b. クレードル(車への取り付け、詳しくは後述)

c. 車載可能な充電器(詳しくは後述)

c. カーナビアプリ(詳しくは後述

以上。

3. 端末

 一番悩ましいのがこれ。端末選びだ。ここにお金をかけてしまうと結局はカーナビを買ってしまったほうが便利だってことにもなるが、他のことに流用する前提で、かつそれなりにコストを掛けることが出来るのであれば上位機種を買うのもいい。ここではスマートに使えてかつ比較的リーズナブルな端末を幾つか紹介するが、利便性や後述の通信手段と絡む部分も多いので3つの方法に分けて紹介したいと思う。

a. 手持ちの通信機能付きスマホやタブレットにアプリをインストールしてそのままナビゲーションとして使う

 まぁ合理的っちゃあ合理的な手段でお金もかからない。経験上の問題としては通知や着信に邪魔されること。乗り降りするたびに付け外しが発生すること。ちょっとした休憩の時とかはかなり面倒に感じる。またスマホを使う場合は5インチ程度の画面がダッシュボードの上に乗るため画面が見にくかったり操作が難しいことも多い。ナビの良し悪しを評価して見るくらいの気持ちならここから入ったほうがいいかもしれない。

b. 手持ちのスマホの通信を拝借(テザリング)して使わなくなったスマホやWifiタブレットをネットに繋ぐ

 aと比較すると乗り降りの際の付け外しの手間がなくなるという利点が生まれる。またスマホの契約が1回線あればWifi機能のみで通信が成立するため余計な契約に縛られずに済む。予算があるのならWifiタブレットを買い増すことで画面も大きくなり利便性が大幅に向上する。車載のインダッシュのナビゲーションは7インチなので、7インチ以上のタブレットを使うことでほとんど変わらない操作が可能になる。

c. 使わなくなったスマホや3G/LTE通信機能付きタブレットにMVNO Simを挿して使う

 最後になるが一番おすすめの方法がこれ。カーナビに使うスマホやタブレットそのものに3G/LTE通信機能を持たせることで単独使用が可能になる。手持ちのスマホとの連携すら必要がないのでaやbの方法で起こるいろいろな場面での不便や面倒が解消する。唯一の欠点といえば通信契約が絡むということだが、日常生活においてテザリングをすることによって起こるスマホの電池消耗が解消することや、ナビゲーションの目的以外に使えるシーンが大幅に増えるので選んで損はない方法だと思う。ただし、SIMカードを挿入する端末がSimフリー機であることが前提。

こんな感じで僕の結論としてはcだ。手持ちのタブレットがない人のために、快適で安価に使えるタブレットを紹介しておく。キーワードは”3G/LTE対応のSIMフリー端末”だ。日本国内ではまだあまりメジャーではない存在だが、テザリングの欠点を考えると余りある利便性をもつ。Wifiモデルに+5000~10000円の価格帯で売られている。ここでは3万円以下で買える3G(LTE)通信機能を持つ国内で入手可能、かつ定評のある(あった)モデルを紹介。ハズレではないが、旧モデルは当然ながらモッサリ感は感じる。ただナビとしては十分な性能。当方で確認済み。

ご存じNexus7の2012モデル。2万円以下で購入可能。3G対応でLTEには対応しない。

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ASUS fonepadの2013年モデル。同じくLTEに対応しないがmicroSDカードが刺せる。Nexus7よりは快適。一時期2万前半で売られていたのでそのくらいで買えると値ごろ感あり。

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値が張るがASUS fonepadの2014年モデル。3Gに加えLTEに対応しているが、逆にいうとそれだけ。ナビ専用機としてはもったいないかも。

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とまぁ、提灯レビューサイトとは違って全然最新機種じゃないのが悲しいけど、価格を考えるとこのあたりが値ごろ感があって無難な気がする。安く使って満足度を最大限に引き出すという趣旨には合った商品だと思う。正直高い機種じゃないとできないことなんて限られてるしね。

4. 通信手段の確保

 前述の機器選定でaを選んだ人は今のスマホのテザリング機能を使えばいい。ただ、ちょっと古い機種(例えばiPhone5より前の機種)だとテザリング機能そのものが存在しないので注意。だからといってテザリングのために機種変更をするのも一考だ。最近のプランは改悪に改悪が進んで一万円近く払っても自由にデータ通信を使わせてくれないからだ。そんな人もbのパターンを試してみて欲しい。MVNO Simには一ヶ月だけ試して解約、メインのスマホを機種変更しても元が取れるほどのコストパフォーマンスがあると思う。それ以外の人はa.b.へ。

a.手持ちのスマホのテザリングを使う

 テザリングができる人は回線契約を追加することなくタブレットや契約の切れたスマホをインターネットにつなぐことができる。詳細はテザリングで調べて欲しいが、要は手持ちのスマホをWifiのアクセスポイントとして使おうという方法。最近では一般的な方法として利用されており、Android,iPhoneの各端末の設定を変更することで利用することができる。この方法の問題点としては

  1. iPhone5以前の機種、Android2.2以前の機種にはそもそもテザリング機能が存在しない。
  2. パケットの消費が増えるため、プランで定められた使用量を超えてしまうと手持ちのスマホが自優につかえなくなる可能性がある。
  3. テザリングには3G/LTE回線とWifiの電波を同時に使用するため極端に電池持ちが悪くなることだ。常用してしまうと半日持たないと思っていたほうがいい。特にクルマで移動中など基地局が頻繁に切り替わるような場合は電池消費が早い。

b.MVNO Simを契約する

 これが今回の本命。MVNOのSimを格安で契約して使う方法だ。MVNOは仮想通信事業者のこと。大手通信会社の回線を股借りして独自のプランを構成、安価に提供している。現在日本国内ではほとんどのMVNO業者はdoocomoの回線を使用しており、エリアもdocomoと同等である。1社だけauのMVNO(mineo)もあるが、現状で無理に選ぶメリットもないだろう。ってなわけでdocomo回線が安く使える理由なのだが、1.音声通話機能を省く 2.SMS機能を省く 3.パケット通信料に厳しめの制限をかける などさまざまな部分で他社との差別化、低価格化を図っている。

 あまり惑わすようなこともしたくないので、これらの中でナンバーワンのMVNO業者をここで紹介しておく。速度、サービス、費用を含めて2014年11月時点での一押しだ。IIJmioのミニマムスタートプラン、2GB 月額900円(税抜)。比較したければ他サイトを参照してほしいが、プランの内容でも群を抜いている上、実際の快適さもダントツという最高の格安SIMだ。ただし、通話なし、メールもなし(+140円で追加可能)なので、2台目需要での購入が前提。大手キャリアのパケット追加購入よりははるかに安いし利便性も高い。僕はメインの携帯がソフトバンクなので、意図せず圏外の場所に行ってしまった場合などにこのSIMを使うことでdocomoのネットを使えるという保険的な役割にもなっている。IIJmioは初期費用こそ3000円がかかるが、2年縛りがないためやめたくなったらいつでもやめることができる。さっきも書いたがSIMフリー機でのみ利用可能。IIJmioのSIMにおまけで公衆無線LANサービスがおまけでついているBIC SIMも選択肢。

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とりあえず、ナビ本体と通信手段が決まったところで次は車載について書いていこうと思う

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