Chromebookをしばらく使ってみて。。。 – その1 購入動機編-

Chromebook Asus C200MA education modelを使い始めて2か月近く経った。

一度このあたりでChromebookの優位性や欠点など感じたことを素直にまとめておく。僕の使い方は、一般的な人と比べると物を激しく使い倒す傾向が強いので、普通に半年~1年くらい使って得た感覚と思って見てもらえればと思う。やりたいことはほとんど試してみてるはず。ステマ記事とは違った観点で優劣を伝えられれば。気になる点はリクエストをいただければ試します。

ASUS Chromebook クロームブック C200MA-DS01 11.6インチ 2GB DDR3L SDRAM   【並行輸入】
ASUS Chromebook クロームブック C200MA-DS01 11.6インチ 2GB DDR3L SDRAM 【並行輸入】

最初に悩んだ分岐点から列挙。

購入に至る個人的な経緯、考え方はここに。モバイル環境について考えなおしてみる

1.Windowsじゃなくていいのか?Macじゃなくていのか?

たぶん誰もがまず悩む問題がこれだと思う。我が家の場合は新旧を無視すれば各デバイスが一通り揃ってしまっているので間違って購入したとしても大きな問題にはならないが、手持ちのデバイスが壊れかけていてこれを機に買い替えるなんてときには重要な選択になるに違いない。Windows,Macがどう違うかを明確に答えられないような人ならなおさら。この質問に答えるならこれだ。

「すでにGoogleサービス依存症の人は何の問題もなく使える。というかGoogleマニアなら1台くらい買え。」

「Windows機、Macに対する買い増し、2台目需要ならChromebookで問題なし。コスパは良い」

「今はWindowsだけど次はMacを使ってみたい」というくらい柔軟な人ならChromebookもあり

「ってか人目を気にしてプラットホームを選んじゃうくらいだったら実は使えればどれでもいいんだろ?ってこと」

「自分が使いたいソフト(やりたいこと)が決まっている人は既存のプラットホーム(Windows、OSX)を選ぶべき」

「ファイル管理は自分の手元でしっかりやりたいという人は、そもそも性格がクラウドサービスに向いていないのでやめておくべき

「iTunesが使えないのでiPod,iPhone,iPadの同期をしたい人は別のPCが必要

Chromebookは当然ながら動画編集や音楽作成なんて濃い使い方は出来ない。でも一般的な人のパソコンの使い道は9割がインターネット、1割がメール。こんなもんだ。サブ機としてなら十分という意味はここにある。

日本人として引っかかりやすいところは年賀状印刷ソフトが使えない点と、なぜか売れてるiPhoneの同期に必要なiTunesが動作しない点。ほぼこれだけだと思う。年賀状は印刷サービスに頼んでしまうという手もあるし、音楽も他社のクラウドサービスに預けてしまえば使えないこともない。

2.Chromebookを選ぶ価値がある価格帯

Chromebookは最強のノートPCではない。コストパフォーマンスを最大限に引き出すために作られたデバイスだということを認識しておきたい。Windows機やMacと比べること自体がナンセンスだと思う。重さ、デザイン、質感など所有することへの満足感、使用しているときの快適性から得られる満足感など判断基準は人それぞれ。全体を通して判断基準になると思われるポイントを列挙する。

「Chromebookには4万円以上出すくらいならWindows機も選択肢に」

4万円以上出すならWindowsのフルサイズノートという選択もある。ただし重さに目を瞑れる人限定。Windowsは万能。

「同価格帯(2万円~3万円)のWindows機(タブレット含)は普通のWindowsとしては使えず苦行でしかない」

アプリを入れる余地がなく、メモリ、ストレージも最低限。Chromebookならそもそも入れられないのになぜか優越感。

「数万円の価格帯とは思えないほど質感やデザインは向上している。昔のネットブックと同列で考えるな

正直アルミか樹脂かは触らないとわからないレベル。一番安っぽさを感じるのはメーカーロゴ周りかも。

まぁ、金に余裕があるなら良いのを買うに越したことはない。宝の持ち腐れ感は出ると思うけど。

3.Chromebookのスペック比較

各社がこぞってChromeOS搭載機を出しているが、それぞれの差異について良いとこ悪いとこ。確実に言えるのは、これから買うならSamsungのCPU Exynos搭載のChromebookは避けること。いらいらするほど遅い。

「画面の解像度、液晶の種類」

最近差が出始めたのがこれ。縦が768というのが唯一の不満点だった。ほぼすべての機種が1366×768で横並びだったのに最近ToshibaがFullHD,IPSで出してきた。FullHDだと5万円以下のWindows機もほとんどないので優位性を感じる。1366×768は11インチ、13インチともに共通の解像度なので13インチモデルを選んだからと言ってデスクトップの広さは変わらない。老眼対策にはいいかも。

「タッチパネルの有無」

正直タッチが必要ならAndroidタブレットを使ったほうがいいんじゃないかと思う。同じ性能なら5000円くらい違う。Chromebookはキーボードを使いたい人向けかと。

「ファンレスかどうか」

高性能→ファンあり。汎用機→ファンなし。みたいな構図はChromebookでは成り立たないかも。ベンチマーク上の数値の差はブラウザだけだとほとんどわからない。むしろファンを回すことによる電池消費が気になる。

「バッテリー持ち」

Windows機と違って無駄にバッテリーが持つ。2万円クラスのPCで10時間近く持つのは驚異的。起動、終了も早いのでスリープを選ぶ必要すらないかもしれない。

東芝 Toshiba 13.3 inch Chromebook クロームブック 2 (第2世代) 【並行輸入品】
東芝 Toshiba 13.3 inch Chromebook クロームブック 2 (第2世代) 【並行輸入品】

購入前の葛藤はこんなところ。新しいもの好きにはたまらないデバイスであり、値段の割りにいい仕事をするのも確か。最終的な結論としては10万以上するノートPCを複数人で我慢しながら共有するよりも、数万円で買えるPCを一人で占有したほうが総合的な満足度は高いだろうと判断した。高度なことをやりたければ余ってるデスクトップを使えばいい。この考え方はリプレースにも応用でき、10万以上するノートPCを数年間にわたり頑張って使い続けるよりも、半年~1年の周期でその時の最新モデルを買い増ししたほうが総合的な満足度は高いという考え方もできる。根底にあるのは中国や台湾の技術力の大幅な向上があるからで、そのあたりを理由に避けている人は一度は店頭で見直してみてもいいかもしれない。

次回はChromebookにできること、できないことについて。

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