Dropboxと比べ、いまいち使い勝手の良くないOwncloudだけど、用途特化してしまえば意外と使えて便利なことに気づいた。特に写真とか写真とか、ほかにも写真とか・・・・・
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NETGEAR Inc. ReadyNAS 102 【3年保証】 2ベイ Diskless RN10200-100AJS ネットギア |
自分でサーバー立てるっていう最初のハードルはものすごく高いかもしれないけど、クラウドサービスに毎月お布施するよりは他にもいろいろ出来て面白いかもといった感じ。最近はVPSとかめちゃ安だから借りて入れてみるのもありだと思う。
普通にネットで調べるとLAN接続型のHDDいわゆるNAS(Network Attached Storage)が流行っている。我が家も数台が稼動している状態だが、このNASはあくまでも家庭内でWindowsやMacからアクセスすることを前提に作られているものも多いし、価格的にも5万円~10万円とパソコンが複数ある人じゃないとメリットを感じにくいデバイスでもある。パソコンが一台しかないならそのパソコンに入れておけばいいじゃんってことになるのが普通。クラウド?なにそれ?な反応はいたって普通。
ここで大きな問題なのは、データ-が入っている端末を使っていないときに、その他のデバイスでその使っていない端末に入っているデータを見たくなったときだ。パターンとしてはこんな感じ。
①データの入っている端末を使って見る(これが普通の使い方)
②ネットワークでつながっている他の端末から使う(NASとしての使い方)
③外出先から家の中にあるデータを使う(クラウドストレージとしての使い方)
ここ15年くらいで②の使い方だったものがスマホの普及にあわせて③に移行してきている感じだ。
ownCloudはサーバーソフト/クライアントソフトで構成されていて、サーバーソフトについてはWindows/Unix(要Webサーバ環境)で動作する。Unixを触ったことがあれば意外と簡単でディストリビューションによっては普通にパッケージとしてインストールできるようになっている。僕自身も書いてあるとおりに作業しただけで動作した。データベースはMySQLを使うのがおすすめ。インストールできたらブラウザからアクセスすると使えるようになっているはず。
感覚的にはDropboxと同様な感覚。WIndowsPC向けのクライアントもあり、これまたDropboxのクライアントソフトと同様の使い心地。フォルダを複数指定できるのがメリットか。同期の状態もファイルアイコンで確認できる。
ここまできたらあとはスマホだ。iPhoneに関してはOSのファイルマネージメントの問題もあり、閲覧など最低限の機能が実装された純正アプリがある。他にもWebDAV対応のクライアントを使うという手もあるが、ファイルが開けないんじゃあしょうがない。Androidにも同様に純正クライアントアプリがある。
ownCloud写真の自動バックアップ機能があったりもするが、いちいちダウンロードしないと何の写真かが確認できないという残念仕様なのと、残念仕様なのに有料というさらに残念な感じがなんとも。ということでいろんなアプリを試した結果、Android版の現時点での一位を紹介。
OwnCloud Client Pro ¥136(2014/10現在)
サムネイル表示も出来るし同期設定も細かく指定できる。対応クライアントを全部買って試した僕が言うんだから間違いない。で、使い方はサーバーのファイルの閲覧、ダウンロードとスマホで撮った写真の自動バックアップ、これだけ。スマホではクラウドサービス以外でファイルを作らないことが重要。バックアップが非常に面倒くさくなる。
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