Chromebook外部ディスプレイとHDMI-VGA変換アダプタの購入

Chromebookには外部ディスプレイをつなぐためのHDMI端子が付いていて、テレビやプロジェクタなどにChromebookの画面を表示することができる。

この外部出力を使うとどういうことに使えるのか、既存の外部入力につなぐためにはどうすればいいのかを調べてみる。

とりあえず何も考えず、フルHD入力可能なテレビにHDMIケーブルで直接接続してみる。

Chromebookは自動でHDMI接続を認識し、拡張デスクトップとして出力を開始する。google公式のドキュメントは以下。

Chromebookをモニタに接続する

右下メニューには外部ディスプレイへの出力状態が表示されており、詳細な設定は設定画面、もしくはここをクリックすることで可能。

Screenshot1.png

拡張ディスプレイの詳細設定画面は以下。初期状態は拡張ディスプレイとして内蔵ディスプレイの右側に画面を拡張する形になっており、

拡張する位置(上下左右)、向き(回転方向)、解像度が自由に変更できる。

Screenshot 2014-09-06 at 17.56.18 - Display 1 - Edited (1).png

拡張ディスプレイの場合の出力可能解像度は以下のとおり。(ディスプレイによって異なる可能性あり)

640×480,720×480,800×600,1024×768,1280×720,1360×768,1280×1024,1920×1080

ミラーリングを選択した場合は基本的に本体解像度と同等になるはずなのだが、本体のディスプレイ解像度は

683×384,819×460,1024×576,1366×768,1536×864

と、従来のディスプレイとはすこし異なる変形解像度となり、両デバイスで共通に使える解像度が選択される。

我が家のテレビ、SONY BRAVIAでそれぞれの解像度で出力してみたところ、

512×384,614×460,768×576,1024×768,1152×864

このような解像度の出力となった。PC本体、テレビの映像出力ともに黒縁出力となるので画面が狭くなるだけで全くメリットは感じられない。

プロジェクタ等でも同様の挙動だと考えられるため、ピンポイントのDbyD解像度を持つディスプレイ以外ではミラーリング出力にはメリットはなさそう。

この時の音声出力だが、接続時のデフォルトはHDMIディスプレイ側。だが、右下メニューの音量設定右側のアイコンをクリックすることで出力を変更できる。

Screenshot1.png

出力先は内蔵スピーカー、HDMI出力先を選択できるので、映像のみテレビに、音は本体スピーカーなんて使い方もできる。

Screenshot2 - Edited.png

以上が、HDMI接続時のChromebookの挙動だ。

でも、残念ながらHDMI接続可能なテレビやディスプレイに繋げられる機会はまだそこまで多くなく、外出先や学会などでのプロジェクタの入力インターフェースなんかは未だにVGAケーブルが主流だったりする。

そこで、今回はChromebookのドキュメント上では非対応となっているHDMI-VGAアダプタを試してみることにする。今回はAmazonで最もコスパがいいと思われるアダプタを選択した。

この類の製品での選択基準は

HDMIコネクタの種類(主にA,C,Dタイプ。一般的にそれぞれ標準、ミニ、マイクロと呼んでいる)

電源供給の要否(別途USB ケーブル経由で変換のための電源供給する必要があるものもある)

VGAには出力できない音声信号の扱い(主に映像のみ出力、音声はアダプタからアナログ出力で分岐の2種類)

こんな感じ。今回は使い回しが効くように電源供給不要で音声出力付き、かつ安値で売られているものを選択した。

音声が不要な場合は以下の様なシンプルなアダプタを選択するのもいいかもしれない。

で、ビジュアルはこんな感じ。まぁ小さくはないが、HDMIのメス-メスアダプタ、ステレオ音声ケーブル(標準フォーンジャック)がついてきて1000円以下なのでお得感はある。

IMG_20140906_162116.jpgIMG_20140906_162208.jpg

問題のChromebookとの接続だが、映像表示機能としては全く問題なし。

ただし、色味が若干黄ばんだ感じになるのと、黒領域が若干白浮きするので細かいことが気になる人は一度見てみてからのほうがいいかも。

拡張デスクトップ出力としての解像度はHDMI時と同等な感じ。念のため解像度を書いておくと

640×480,720×480,800×600,1024×768,1280×720,1360×768,1280×1024,1920×1080

ということで、今回はChromebookでもHDMI-VGAアダプタが使えることを確認した。拡張デスクトップを使って動画を全画面出力することも可能なため、意外と使い道は多そう。

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