モバイル環境について考えなおしてみる

アウトドア系モバイラーとして15年くらい生きてきているが、そろそろ周辺環境を一新しようと思い始めた。
ここ1年くらいはMBAことMacbookAirのRetina化、出来ればタッチパネル化を期待して待っていたのだが、まぁ普通に考えてApple製品の生態系が崩れるだろうし、そもそもOSXがタッチ向きのUIじゃないから非現実的。
でも多くのモバイラー(とはいっても主に開発者)はOSXとWindowsが1台で動いて欲しいと思ってるし、Windowsだったらタッチパネルであってほしいとも思ってるはず。そうなるとタッチパネル付きのMBA、MBPでWindowsは仮想化or BootCampして使う。これで全てが丸く収まるはずなのだ。
でもそんな未来は当分来そうにない。

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別にタッチパネルが必須かと言われれば無くても困らない。業務使用なら価格も気にしないし、使いたいものを使うだけなのだが、時代が時代、個人的な用途でPCマストな状況が激減したため、コストパフォーマンスが非常に悪いのだ。将来、売ることまで考えてPCをおもてなしするのも馬鹿らしいし、アップデート切られてまで使い続けるのも貧乏くさい。そもそも自分が使ってきた歴代のPCの最期は大半がシロッコファンの故障というハードウェアが原因だった。HDD、SSDは交換できてもファンだけは正規品を入手するしかないし、数年落ちのPCに対する修理代、部品代は安くない。

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こんな感じの悩みが一向に尽きないので、ここで一度、各メーカーの思惑に振り回されるのをやめて、自分にとって最低限必要なモバイル環境について考え直すことにした。

まず必須環境
1. 携帯可能な大きさ、重量であること。
-まぁ当たり前だけど持ち運びが現実的なラインがある。いくら大きくても13インチくらい?
  重さは1.5kg以下で。今までは使い勝手を犠牲にしてB5、1kg以下を基準にしていた。
  自分のモバイルとしての許容範囲は片手で脇に抱えていても苦痛に感じないレベル。
2. キーボード
  – ファンクションキーがないとかは許せてもQWERTYな物理キーボードは必要。ノートじゃなくなる。
  – 当然打鍵感があるもの。感圧式とか静電容量式の似非キーボードはあり得ない。
3. 外部映像出力のあるもの
– プレゼンとかでVGA出力が必要になることが多い。使えるアプリは問わない。とりあえず1台で
  メモからプレゼンまでこなしたい。
4. ACアダプタが小柄なもの
– フルサイズ20V近い電源のノートのアダプタはでかくて持ち運ぶ気が失せる。あり得ない。
5. SDカード、USBメモリのデータをクラウドにあげる能力があること
– NexusとかiPhoneとか、SDカードを気軽に読めないスマホになってきたので。
– ファイルのやり取りが出来る最低限の環境は欲しい
6. telnet,SSHがぱっと使えること
– SEの宿命。リモートでいいから何とか出来ればいい。外でコーディングなんてしたくないけど。
7. 先進感
– これ重要。型落ちなんてあり得ない。どんなにチープでも最新テクノロジを手に。

以上が条件。なんかこんな感じで書いているともう目的地が決まっていて、その方向に誘導している提灯記事みたいな感じになってしまっているが、ここ数ヶ月悩んだ上に出した結論なので書いていることが嘘ではないとだけ言っておく。
まぁ普通にこんな条件を揃えると思いつくのはUltrabookといわれる部類やSurface、MBAなんかが対象になる。やはり問題なのは価格で、20万出したのにたった1年で型落ち感を味わうのも嫌だし、MBAのチープな感じにいまさら10万出すのもなんか惜しい。かといって5万だからと3kg越えのフルサイズノートを持ち歩くのも嫌だ。
日本ではMBAやMBPを持つのが美学みたいな雰囲気がiPhone同様に漂っているが、開発者を除いてそれはあくまでもブランドや見た目の高級志向からきているだけで、windowsと比較して使いやすいという客観的なデータがあるわけじゃない。僕自身もUnixライクにコマンドが使える感じと開発環境のOSXへの依存から仕方なく使っているだけで、Ubuntuノートがあればぶっちゃけそれでいい。そこまでリンゴが好きなわけではないというのが正直なところ。じゃぁ逆にLinuxベースのPCが安く手に入ればそれでいいんじゃね?ってことになる。

ここまでだらだら書いておいての結果がChromebookなのですよ。
ようはモバイルの中でも無駄なものはさっぱりあきらめましょうということですな。

今回は数あるChromebookの中からASUS C300をチョイス。
理由は色々ある。正直スペックだけで見るとAcer c720/c720Pの圧勝だったのだが、ファン有りな点だけが引っかかってしまった。厚さが20mmというのも数年前のネットブックを彷彿とさせるよね。Asusは11インチのc200というのもあるが、グレア液晶なのに対し13インチはノングレア。
ノングレア大好きなので迷わず13インチを選んだ次第。モバイルとしては11インチのほうが自分に向いているのかもしれないけど、16:9の13inchなら意外と有りかとも思ってしまった。

Chromeは常用しているのでむしろ気に入ってるし、なんせASUSはそこそこ見た目がいい。
しかも2万から3万のボリュームゾーンなら逆に諦めがつくレベル。
かと言って懸念される部分もかなりあるわけで、例えば解像度。1366×768って明らかに狭い。
でも逆にブラウザしか使えないと思えばそれでもいいかなと思えてしまう。
ほかにもwindowsのようにアプリの追加ができないとかストレージが少ないとか。
Chromeの拡張機能とかアプリとかってのもあるけど大半は単なるリンクでしかなくて、ネット環境ありきのもの。まぁこんな環境で逆に使い物になるのかに興味が湧いているのも正直なところ。

実際にはちょっと工夫すればLinuxマシンとしても使えるし、ネット環境さえあればリモートデスクトップ経由でWindows,Macも使えるので最悪の使い道はそのあたりと割り切っているから後悔もしないだろう。
最近はAndroidのおかげで完全にGoogle依存。メインの電話はiPhoneなのだが本当に電話にしか使わなくなった。メールもほぼgmailに一本化してるし、カレンダーやkeepなどTODO関係もGoogleで全く問題なくなった。タブレットも2台ほど転がっているが、たとえキーボードをつないだとしてもIMEが使いにくくて全然集中できない。

こんな環境に生きている人間がChromebookを使い始めたらどうなるのか。
乞うご期待。

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